44年春闘ではバス各社が無限ストへ(S44.4.30)

昭和44年春闘では、岩手県のバス4社(県南バス、岩手中央バス、花巻バス、花巻電鉄)が平均1万円の賃上げを要求。会社側は合理化を条件に交渉を進めたが対立が解消せず、無期限ストライキに発展。通勤・通学者や観光客が大混乱し、泥沼化した争議に批判が集中した。

地労委があっせんを行い、最終的に調停案が示され、労使とも受諾。賃上げは各社で約6,000円台に妥結し、組合は合理化への協力を約束。長引いた争議の背景には労使間の不信感や経営難があり、この過程で三社の合併が具体化した。


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