盛岡・紀念館では「続水戸黄門」を上映中(S3.9.4岩手日報)
1928年9月4日
2025年7月29日
昭和3年9月4日の岩手日報より。
盛岡の映画館「紀念館」では、日活映画『続水戸黄門』が上映されていた。
本作『続水戸黄門』は、1938年(昭和3年)4月15日に初公開された時代劇映画で、監督は仁科熊彦。主演の水戸光圀公には山本嘉一が扮している。前作『水戸黄門』の好評を受けて制作された続編で、勧善懲悪の筋立てを背景に、黄門一行が再び諸国を巡り、不正を正していく痛快な物語が展開される。
「世界の巨篇」「見逃す勿れ」と銘打たれた広告は、当時の観客への訴求力の強さを物語っている。上映館の「紀念館」は、盛岡市内でも知られた劇場であり、この作品も多くの観客を集めたことだろう。