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葛巻町で産業祭(昭和24年11月3日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

葛巻町で産業祭(昭和24年11月3日)

昭和24年11月3日の岩手新報より。 葛巻町では、秋の収穫を祝って11月1日から3日まで葛巻小学校で産業祭が開催され、雨の中を多くの人出で賑わったと言う。 ところで、葛巻町と言うのは馬淵川の源流域にあるので、二戸や一戸と同じ二戸郡にありそうなものであるが、実は、久慈や野田から塩を運ぶ野田街道の宿場町…
岩手県教育委員会発足1周年(昭和24年11月1日) l全県

岩手県教育委員会発足1周年(昭和24年11月1日)

昭和24年11月1日の岩手新報より。 昭和23年7月15日に「教育委員会法」が公布・施行され、各都道府県に教育委員会が設立されて1周年となった。 令和現在の教育委員会と違うのは、この当時は教育委員も選挙によって選ばれていたと言うことである。 ともかくも、戦前の「地方学事通則」から変わった教育委員会と…
国鉄が機構改革するなら盛岡にも鉄道局を!(昭和24年9月23日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

国鉄が機構改革するなら盛岡にも鉄道局を!(昭和24年9月23日)

昭和24年9月23日の岩手新報より。 公共企業体となった日本国有鉄道は、機構改革に乗り出すという。 仙台鉄道局盛岡管理部は廃止が伝えられている。 しかし岩手県は広いのだ。 むしろ鉄道局を設置してほしいと、盛岡市長や市議会議長が連名で鉄道局設置の陳情を国鉄に送った。  …
第二次引揚者は小学生を動員して青い旗で迎えましょう(昭和24年7月15日) l全県

第二次引揚者は小学生を動員して青い旗で迎えましょう(昭和24年7月15日)

昭和24年7月15日の岩手新報より。 中国大陸からの第二次引揚者入港を前に、県引揚援護課の運動協議会では「留守宅では引揚者に手紙を書くよう呼びかけたが、岩手県が一番少ない。手紙には朱書きで県名と『留守宅通信』である旨書くこと」と呼びかけていた。 また、引揚者が駅に到着したときのために、日の丸ではなく…
国鉄の行政整理基準が決まる(昭和24年7月1日) m県外・参考

国鉄の行政整理基準が決まる(昭和24年7月1日)

昭和24年7月1日の岩手新報より。 政府は、国鉄の人員整理を決めていたが、その基準を下山国鉄総裁と、組合側の代表との会見で話した。 国鉄の業務に対しどの程度協力したかを最大の基準として、各所属長の責任で認定させる 優劣をつけがたいものは、勤続年数によって算出された一定の順位によって優劣を分ける。 &…
国鉄盛岡管理部管内では2052名の人員整理予定(昭和24年7月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

国鉄盛岡管理部管内では2052名の人員整理予定(昭和24年7月1日)

昭和24年7月1日、14時から吉田首相は官邸で会見を行った。 「行政整理はあくまで断行する」 つまり、国鉄の人員整理はあくまでも予定通り行うということを断言した。 当時、岩手県内の国鉄路線は仙台鉄道局盛岡管理部によって管轄されていた。 盛鉄管内の定員は業務員7,019名、養成中の者316名、無給職員…
盛岡・穀町に子供達にお金をまく米人少女あらわる(昭和24年6月29日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・穀町に子供達にお金をまく米人少女あらわる(昭和24年6月29日)

昭和24年7月1日の岩手新報より。 盛岡市穀町(現在の南大通)に、子供たちにお金をまくアメリカ人少女が現れたという。 その少女は名前も名乗らずにどこかへ消えたのだという。 これに対しGHQの岩手軍政部では「アメリカではいつものこと」とコメントした。  …
大蔵省「取引高税が改正になります!」(昭和24年5月1日) l全県

大蔵省「取引高税が改正になります!」(昭和24年5月1日)

昭和24年5月2日の新岩手日報より。 取引高税が5月1日から変わるというニュース。 「取引高税」とは、昭和23年に物品販売・銀行・製造業・運送業など39業種に課税された税金であり、現在の消費税の走りであるが、中立性を欠くこと、納税手続きが煩雑であることにより批判が強く、昭和24年限りで廃止になったも…
「ミシン税絶対反対」で婦人団体が盛岡市役所に押し掛ける(昭和24年3月17日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

「ミシン税絶対反対」で婦人団体が盛岡市役所に押し掛ける(昭和24年3月17日)

昭和24年3月18日の岩手新報より。 盛岡市では、4月から新財源として「ミシン税」を導入しようとしていた。 しかし、盛岡市の婦人団体は、こぞって反対しており、盛岡市議会の予算議会の17日には、女性市議の案内で、女性団体が小泉多三郎市長に陳情する等のことがあった。 また、午後には「民主婦人協議会」と言…
岩手県教組が教育委員選挙に関するデマに対する反論声明(昭和23年9月28日) m県外・参考

岩手県教組が教育委員選挙に関するデマに対する反論声明(昭和23年9月28日)

昭和23年9月28日の岩手新報より。 この頃、教育委員は選挙で選んでいた。 教育委員の選出の対立軸はやはり保守対革新で、組合側も各自治体で教育委員候補を擁立していた。 そこへ「多数の候補を擁立して選挙事務の妨害を図っている」というデマが流されたようである。      …
あまりの財政難に東磐井地方事務所では借金してまで自費で出張(昭和23年9月18日) j東磐井郡

あまりの財政難に東磐井地方事務所では借金してまで自費で出張(昭和23年9月18日)

昭和23年9月18日の岩手新報より。 岩手県の財政難は申告であった。 千厩の東磐井地方事務所では、予算の支給遅延で各課員がやむなく自腹で出張し、中には借金してまで行くものもいたという。 生産されるのは数ヶ月後で、生活に追われる課員の中には出張を忌避して行政に支障が生じる事態すら危惧され、対策が急がれ…
赤川用水路通水式で関係各村はお祝い広告(昭和23年7月14日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

赤川用水路通水式で関係各村はお祝い広告(昭和23年7月14日)

昭和23年7月14日の岩手新報の広告欄より。 赤川用水路の通水式が行われ、関係各村からもお祝い広告が出されている。 村役場が直接出してるだけでも岩手郡巻堀村、渋民村、大更村と、松尾鉱山のふもとの赤川を農業用水に使っている各村から出されていた。 ただし、この赤川用水路は松尾鉱山の垂れ流す酸性水で何年も…
政府機関の人員整理計画は岩手県庁は特に影響なし(昭和23年5月18日) l全県

政府機関の人員整理計画は岩手県庁は特に影響なし(昭和23年5月18日)

昭和23年5月18日の岩手新報より。 政府では「事務標準化」「生活安定」と目標として人員整理をすることとなった。 岩手県職員の定員は3,706名であったところ、このような定員整理を見越して、退職者を補充しない自然淘汰の形をとっており、この時点で3,065名になっており、特に人員整理を行わない方針であ…
県食糧営団に200俵詰める大型トレーラー(昭和22年12月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

県食糧営団に200俵詰める大型トレーラー(昭和22年12月2日)

昭和22年12月2日の新岩手日報より。 県食糧営団では、輸送力の不足による配給の遅配をなくすべく、これまでのトラックの3倍積めるというトレーラーを導入することにした。 これまでの普通トラックでは60俵積みであったところ、3倍以上積めるので期待を寄せられていた。      …