列車内を逃げ回る「白エプロンの女」(昭和26年3月30日)

昭和26年3月31日の「夕刊いわて」より。

盛岡市警察署では、「山田線の上盛岡駅から白エプロンの女が宮古方面にヤミ米を運んでいる」という情報をキャッチした。

それで警戒していたところ、上盛岡駅でそれらしい女が乗り込んだ。

車内で逮捕して、次の山岸簡易駅(当時)で降ろしたら敵もさるもの。列車が動き始めたと同時に警官を置き去りにして列車に飛び乗ったので、警官も最後部に飛び乗って列車中が追いかけっことなった。

結局、列車の隅で小さくなっていたところを御用となったが、この女は盛岡駅の近くに住む常習のヤミ屋の女(39歳)と判明した。

 


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