商業

岩手県食酢統制組合・岩手県農機統制組合の解散公告(昭和22年4月5日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手県食酢統制組合・岩手県農機統制組合の解散公告(昭和22年4月5日)

昭和22年4月5日の岩手日報より。 戦時中の物価統制組合であった「岩手県食酢統制組合」と「岩手県農機統制組合」が解散公告を出している。 戦後2年が経過しようとしており、戦争遂行のために物価統制する必要が無くなり、活動実態がなくなっていた所、法人を解散していなかったので登記上も正式に解散しよう・・・と…
盛岡ではもっきり酒も公定価格(昭和16年10月31日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡ではもっきり酒も公定価格(昭和16年10月31日)

昭和16年11月2日の岩手日報より。 盛岡では居酒屋のもっきり酒の適正配給を図るために「第二盛岡飲食店組合」が結成され、10月31日の夜に結成総会が開かれた。 盛岡警察署長と盛岡税務署長が顧問となった。 そしてもっきり酒の公定価格を以下のように定めた。 1合 上等 25銭 1合 並等 22銭 &nb…
自称坊主が自費出版「生きる力」を刑務所官舎で押し売りして御用(昭和14年7月18日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

自称坊主が自費出版「生きる力」を刑務所官舎で押し売りして御用(昭和14年7月18日)

昭和14年7月19日の岩手日報より。 7月18日の午前中、盛岡少年刑務所の官舎で、ヘルメットに法衣姿の自称坊主が、「生きる力」という自費出版を押し売りして歩き、官舎の主婦たちはそれぞれの旦那である所の刑務所看守に連絡してすぐに御用になったという。 この自称坊主は高知県幡多郡出身の男で、盛岡少年刑務所…
戦前期の松屋デパートのフロア構成? a盛岡・岩手郡・紫波郡

戦前期の松屋デパートのフロア構成?

昭和13年4月20日の岩手日報の広告より。 「戦捷お花見大売出し」という松屋デパートの広告なのだが、この時期だと戦時協力色を打ち出さないと娯楽も商売もやりにくかったのだろうか。 また、松屋デパートの各階の案内?と思われる意匠となっている。 地下ではモロゾフのチョコレートなんて売ってたんだね。 &nb…
釜石にはびこる鉄屑泥棒 e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石にはびこる鉄屑泥棒

昭和13年3月4日の岩手日報より。 「鉄の都」として軍事的にも重要な位置にあった釜石であったが。釜石製鉄所構内から鉄屑や鉄製品を盗み出す少年窃盗団が検挙されたという。 この少年たちが自白しただけでも75件。200円前後であったというが、この手の被害が増加しており、警察では全滅の為に努力していくとして…
川徳は肴町、松屋は中ノ橋(昭和11年8月1日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

川徳は肴町、松屋は中ノ橋(昭和11年8月1日)

  昭和11年8月1日の岩手日報より。 盛岡では2大百貨店となっていた川徳は中元セール、松屋は夏物一掃セールを行なっていた。 ところで、この両店、現在のホットライン肴町を挟んで向かい側に位置していたのだが、川徳は「肴町」、松屋は「中ノ橋」と表現している。     &nb…
盛岡・川徳「土日は大売り出し!」(昭和11年5月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・川徳「土日は大売り出し!」(昭和11年5月2日)

昭和11年5月2日の岩手日報より。 川徳デパートでは土日に大売り出しをするという。 ちなみにこの当時、5月3日は憲法記念日という訳ではなかった。 また、5月5日の「こどもの日」もまた昭和23年に制定されているので、ゴールデンウィークというのは戦前にはない。    …
樹齢550年の杉の大木が斬られて材木商で売られる(昭和10年3月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

樹齢550年の杉の大木が斬られて材木商で売られる(昭和10年3月2日)

昭和10年3月2日の岩手日報より。 内丸通りであるとのこと。 紫波の水分神社から、盛岡市本町の木材商で買った杉の大木は、数間ずつに切られて荷馬車で運ばれていったと言う。 この次の大木、根元は6尺5寸であり、高さは120尺位であり、値段は1200円だったと言う。 記事では、「550年前にこの件雨を出し…
肴町の永卯でスペシアルセール(昭和8年11月2日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

肴町の永卯でスペシアルセール(昭和8年11月2日)

昭和8年11月2日の岩手日報より。 盛岡の中心街・肴町の永卯ではスペシャルセールをするという。   この永卯、この記事を書いている令和4年現在でも肴町でアクセサリーショップとして生業中であるが、この当時はファッションデパートとしての役割であったようだ。     &nbs…