a盛岡・岩手郡・紫波郡 8 5月 1956 酔っ払いの弁護士(69歳)が街頭募金の少女に殴りかかる(昭和31年5月8日) 昭和31年5月9日の岩手日報より。 5月8日の昼下がり、盛岡の中心街・大通3丁目で仙北中学校の女生徒が「白い羽根」の赤十字募金を募っている。 そうすると、酔っ払った老人が「子供たちに募金させてるのは誰だ!」と、その女生徒に殴りかかったのだ。 それを見た通行人が慌てて引き離したが、興奮した老人は女生徒… 続きを読む
b二戸・二戸郡 5 5月 1956 福岡(二戸)で花見帰りのバスが崖から転落(S31.5.5岩手日報) 九戸村戸田部落の青年会を乗せた県北バスが、福岡町で転落したという。 奇跡的に死者はいなかったようだ。… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 22 4月 1956 交通安全足もと見れば(昭和31年4月22日) 昭和31年4月22日の岩手日報より。 交通安全に関する写真記事ではあるが、当時の盛岡の道路の様子がわかってもらえるだろう。 … 続きを読む
b二戸・二戸郡 10 2月 1956 岩手〜青森を結ぶ一級国道4号線が50日ぶりに開通(S31.2.10デーリー東北) 青森と岩手、いや外界を結ぶ国道4号線が積雪で閉ざされていたところ50日ぶりに開通したらしい。… 続きを読む
b二戸・二戸郡 10 2月 1956 軽米町で国鉄バスをいたずらで運転したら農家に突っ込む(昭和31年2月10日) 昭和31年2月11日の河北新報岩手版より。 2月10日の午前8時40分ごろ、軽米町晴山の県道で、北福岡への折り返し待ちの国鉄バスを、福岡町内の靴屋の28歳の男がいたずらで運転したら、誤って農家に突っ込みバスの前面と農家の縁側を壊した。 被害額は24,000円と言うことであった。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 7 2月 1956 釜石線でヤミ米55俵を押収(昭和31年2月7日) 釜石警察署は、陸中大橋駅で7:10に到着した下り321列車と、9:05に到着した311列車を急襲し、うるち米2,960kg、もち米400kgの系55俵分を押収し、2名を検挙。 当時の食糧管理法では、戦後を引きずって米価はまだ国が統制している頃で、それ以外の流通は認められなかった。 これが、この年以降… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 7 2月 1956 盛岡の商家女中による殺人放火事件(昭和31年2月7日) 昭和31年2月の7日に日が変わった2時頃のこと。 擬宝珠で有名な下ノ橋のすぐ近くの鷹匠小路にある広壮な商家が火事になっている! あまりに火の回りが早く、とても消すことはできなかった。 それでも隣の自転車店に類焼しただけで、大火には至らなかった。 その商家からは、女将と高校生の次男が遺体で発見された。… 続きを読む
g北上・和賀郡 5 2月 1956 和賀地方では近年にない豪雪でバスが走れず馬ソリ出動(昭和31年2月5日) 昭和31年2月7日の河北新報岩手版より。 それでなくとも湯田村や沢内村といった和賀郡西部は岩手県内で最も積雪のある地方であった。 ところがこの冬は、それに輪をかけた豪雪となり、湯田村川尻では5日現在で230cmと数十年ぶりの記録的な豪雪であったという。 これでは車は走れず、郵便配達人や警察官はスキー… 続きを読む
k大船渡・陸前高田・気仙郡 24 1月 1956 岩手東部バス大船渡営業所で火災(昭和31年1月24日) 昭和31年1月25日の河北新報岩手版より。 1月24日の正午過ぎ、大船渡市の須崎橋にあった岩手東部バスの大船渡営業所で火災があり、35坪を焼いた。 ストーブの傍らのガソリンに引火したものらしい。 ただし昼間で発見は早く、モルタル建築で火が外部に漏れず、炎症を免れ、書類は外に持ち出していたことは不幸中… 続きを読む
i一関・西磐井郡 22 1月 1956 一ノ関駅に停車中の列車の中から嬰児の死体(昭和31年1月22日) 昭和31年1月25日のデーリー東北より。 1月22日、23時55分ごろ、東北本線の一ノ関駅に停車中の上り146列車の車掌室の椅子の下から、男の赤ちゃんの死体が発見されたのである。 恐ろしい話ではあるが、なぜ一関の話が八戸のデーリー東北で報じられたのか? それは、生の証言より、古間木〜三戸の間で持ち込… 続きを読む
c久慈・九戸郡 10 1月 1956 悪書追放のために紙芝居をする大野村の女性(昭和31年1月10日) 昭和31年11月10日のデーリー東北より。 大野村では、悪書追放のために子供たちに紙芝居をしている女性がいるという。 この17歳の女性は、村の農業共済組合に勤めていると言う。 文芸や映画好きなこの女性、もともとは久慈高校大野分校に通っていたのだが、前年の8月に父親が急死してから、一家を助けるために高… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 6 1月 1956 盛岡市内のキャバレー営業時間取り締まり(昭和31年1月6日) 昭和31年1月8日の岩手日報より。 盛岡警察署では、風俗営業法によるキャバレーの飲食時間を内偵していた。 風俗営業法では、キャバレーは11時が営業時間になっていたのである。 そして、1月6日23:30を期して、3班に分かれて盛岡市内の「ハレム」「フロリダ」「レンボー」を急襲して、証拠写真の撮影などを… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 5 1月 1956 紺屋町でDQNがバスに空気銃を撃ち込む(昭和31年1月5日) 昭和31年1月7日の岩手日報より。 1月5日18時20分頃、盛岡市紺屋町の田山家具店の前で、馬町車庫発青山町行きの中央バスに何者かが空気銃を撃ち込んだ。 元旦の頃にも同じようなことがあったようで警察は犯人を捜査することにした。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 23 12月 1955 雫石で「黒焼き」「ラクダの脳みそ」を薬として売る祈祷師の女を逮捕(昭和30年12月23日) 昭和30年12月24日の岩手日報より。 雫石町の自宅で「婦人科肋膜の薬・黒焼き」として炭の粉を売ったり、「ラクダの脳を煮染めた水」として精神病の薬だとして農民の無知に付け込んで売っていた祈祷師の女を12月23日に逮捕した。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 29 11月 1955 岩手県選出の社会党議員が中国の戦犯収容所を視察 昭和30年11月29日の岩手日報より。 岩手県出身で日教組の副委員長まで務め、参議院議員となっている小笠原二三男氏は、1か月の日程で陽春・北京・哈爾浜・瀋陽・上海・長春・撫順と中共の教育事情を視察し、28日に急行「十和田」で盛岡に帰り、「中国の教育は素晴らしいの一言に尽きる!」とベタ褒めしていた。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 22 11月 1955 小学校の放課後に先生方がストリップ映画の鑑賞会 昭和30年11月22日の岩手日報より。 江刺郡江刺町の岩谷堂小学校では、18日の放課後15時頃、児童が全員帰宅したのを見計らって、なんとストリップ映画の鑑賞会を始め、女性教諭が悲鳴を上げて逃げだしPTAや教育委員会までが調査に乗り出す騒ぎに発展したという。 これは、ふだん教育映画を納入している水沢市… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 22 11月 1955 借金取り立ての「暴力会社」摘発 昭和30年11月22日の岩手日報より。 盛岡警察署は、盛岡市内で暴力的に債務取り立てを行っていた暴力会社を摘発した。 これは、中小企業が年末の不況で債権回収できないところに付け込んで取り立てを代行すると称し、債務者に暴力的に押しかけるというものであった。 そして「人に言ったらお礼参りしてやるからな!… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 18 11月 1955 火災に無防備な老朽県庁 昭和30年11月18日の岩手日報より。 明治36年(1903年)に建てられた県庁 この当時の岩手県庁は、明治36年11月に完成し、築53年であった。 53年もやってればそれは書類だって増える。 つもりに積もった書類に、火災報知機も無く火災のリスクは非常に高い状態となっていた。 そこで、火災シーズンを… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 17 11月 1955 山田線の捨て子(昭和30年11月17日) 昭和30年11月17日。 宮古発盛岡行きの411列車が区界駅に到着しようとした時のこと。 車掌が検札していると、小さい女の子が泣いている。 どうやら迷子になったらしい。 親の名前を聞いても、それどころか自分の名前すら言えないらしい。 これはいったいどうしたものか・・・ 盛岡に到着し、とりあえず中央児… 続きを読む
l全県 7 11月 1955 県内の飲食店にも「公給領収証」 昭和30年11月7日の岩手日報より。 11月1日から、遊興飲食税が大幅引き下げになった。 ただし、そのためには1回の支払いが500円以上になった場合に県で作成して領収書を渡さないと行けなくなった。 これが「公給領収証」である。 これは飲み屋だけではなく、芸者、赤線、果ては喫茶店までも同様に適用される… 続きを読む
m県外・参考 5 11月 1955 社会党でも国会議員なら移動は特急つばめの展望車 昭和30年11月5日の岩手日報より。 この年の10月まで、社会党は右派社会党と左派社会党に分かれていたものが統一したのである。 それで、統一した社会党としての遊説を行うべく鈴木茂三郎委員長や浅沼稲次郎書記長らは特急「つばめ」で大阪を目指したのである。 社会党とはいえ国会議員なら「つばめ」の1等展望車… 続きを読む
l全県 3 11月 1955 森永ヒ素ミルク事件の発覚当初の広告(S30.11.3岩手日報) 森永乳業の牛乳を飲んだ赤ちゃんに異常が出始めた頃。 まだ会社側が政府とグルになって被害者を押さえ込んでいた。… 続きを読む
k大船渡・陸前高田・気仙郡 27 8月 1955 大船渡港近くの飲み屋が「カンバンだよ」と断ったらカツオ漁師に袋だたき(昭和30年8月27日) 昭和30年8月28日の河北新報岩手版より。 8月26日から27日に日付の変わった頃のこと。 三重県三木浦港からはるばる大船渡港まで入ってきたカツオ漁船の漁師が、港に近い飲み屋に入ろうとした。 店の親父は「悪いね。もうカンバンなんだよ」 「何だと!?」「何だとでねえこのー?」 口論になってしまい、しま… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 26 8月 1955 盛岡市下太田でスイカ泥棒の少年を斬り付け瀕死の重傷を負わせる(昭和30年8月26日) 昭和30年8月27日の河北新報岩手版より。 8月26日の未明、盛岡市下太田のスイカ畑で、10人組の少年がスイカ泥棒を企てようとしていた。 そうすると犬が吠える。 畑の入口に行ってみると、少年達がスイカ泥棒をしようとしているではないか! カッとなった65歳の主人は、除草ぐわを投げたらそれが命中して1人… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 18 8月 1955 盛岡に痴漢出没(昭和30年8月18日) 昭和30年8月19日の河北新報岩手版より。 8月16日には盛岡で舟っこ流しが行われ、痴漢が現れたのだという。 それで捜査を行っていた矢先の8月18日、今度は新庄田中(現:若園町)で5歳の幼女が友達と遊んでいると、自転車できた男にいたずらされたのだという。 それで警察は厳重に捜査を進めていた。 &nb… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 5 8月 1955 県では赤字財政のため希望退職を募集(昭和30年8月5日) 昭和30年8月6日の河北新報岩手版より。 県では、赤字財政のために希望退職を募集していた。 9月末までに480名の減を予定していたが、実際に集まるのは300名ぐらいだと思っていたところ、何と7月までに辞表が295通に達したのである。 この調子であればもう50人追加で530名でもいけるだろうと目標を変… 続きを読む