酔っ払いの弁護士(69歳)が街頭募金の少女に殴りかかる(昭和31年5月8日)

昭和31年5月9日の岩手日報より。

5月8日の昼下がり、盛岡の中心街・大通3丁目で仙北中学校の女生徒が「白い羽根」の赤十字募金を募っている。

そうすると、酔っ払った老人が「子供たちに募金させてるのは誰だ!」と、その女生徒に殴りかかったのだ。

それを見た通行人が慌てて引き離したが、興奮した老人は女生徒をまた突き飛ばした。

近所の人まで出てきて大騒ぎになったが、盛岡警察署の署員が駆けつけて逮捕と相成った。

その老人は何と盛岡市平山小路に住む69歳の弁護士。

数年前には詐欺容疑で取り調べを受けたこともあるいわくつきの弁護士だったらしい。

また、戦前の昭和13年には釜石市内の印刷所乗っ取り事件の代理人弁護士ともなっていた。

 

令和の現代、女性に襲い掛かる卑劣な男が結構いるといわれているが、昭和31年の時点ですでにこのような事件はあったということになる。

 

 

 


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