i一関・西磐井郡 4 9月 1953 盛鉄局貨車入換競技会で一ノ関駅代表が上位入賞(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 盛鉄局の貨車入換競技会は、8月上旬に八戸駅構内で開催されたという。 一ノ関駅からは9名が参加したが、1位3名、2位5名、3位1名と好成績を挙げたという。 具体的にどのような種目であったかはこの記事からは読み取れない。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 4 9月 1953 一関中学校で講堂建築資金の為に奇術と「三つの鐘」(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 一関中学校では講堂の新築に際し、PTAでは資金募集の為に、9月23日の秋分の日に奇術と「歌合せ三つの鐘」を開くことにしたという。 以下のような演目が予定されていたという。 坂本種芳(岩手県出身の奇術研究家、世界アマチュア奇術選手権保持者) 柳沢義胤(ラジオ東亰奇術… 続きを読む
i一関・西磐井郡 4 9月 1953 一ノ関駅の夏の営業成績は旅客が低調、貨物が好調(昭和28年9月4日) 昭和28年9月4日の岩手日日より。 一ノ関駅の7~8月の乗降客は以下の通り。 7月 乗車:123,550名(前年115,127名) 降車:120,503名(前年111,763名) 収入:577,739円 8月 乗車:157,316名(前年148,000名) 降車:147,009名(前年137,006… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 3 9月 1953 中山マサ厚生政務次官が水沢で講演し座談会(昭和28年9月3日) 昭和28年9月5日の胆江日日新聞より。 水沢公民館主催の夏季大学では、厚生政務次官の中山マサを招聘して講演会を行ったという。 その後の座談会では、以下のようなことが話し合われたという。 未亡人にはタバコ販売店が優先的に許可されるので更生の一端にしてほしい。 妊娠調節の不徹底で不幸が起きている。その器… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 3 9月 1953 羽田村の破蔵事件は一関で犯人逮捕(昭和28年9月3日) 昭和28年9月5日の胆江日日新聞より。 8月28日に羽田村で倉庫が荒らされ北上川の船で盗み出された事件であるが… 9月3日、一関市内で犯人が逮捕された。 それは。前科5犯の34歳の男であった。 盗んだ小麦はどうしたのか。 一関市内で1万6千円で売り捌いたのだという。 姉体村でも小舟盗難の余罪があるの… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 1 9月 1953 羽田村の破蔵事件は一関で小舟発見(昭和28年9月1日) 昭和28年9月1日の胆江日日新聞より。 先日、江刺郡羽田村で農協倉庫が荒らされ、小麦が8俵盗み出され小舟で運びだされた事件があった。 その小舟は、一関地区警察署により一関市真滝地内の北上川で船が2隻発見され、羽田村と姉体村の2件のものであると確認された。 盗まれた小麦8俵はもう持ち去られ、警察では捜… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 31 8月 1953 倉庫破りは船で小麦を盗み出す(昭和28年8月31日) 昭和28年8月31日の胆江日日新聞より。 江刺郡羽田村の北上川渡船場の、村所有の小舟が鉄線を切られて盗まれていることが分かった。 下流域を探していると、羽田農協の倉庫がバリで開けられ小麦8俵が盗まれていることが判明した。 事件は国警水沢地区警察署に通報された。 この日、平泉で俵を積んだ船が下っている… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 31 8月 1953 水沢でうなぎ供養(昭和28年8月31日) 昭和28年8月31日の胆江日日新聞より。 土用の丑の日を終え、うなぎの蒲焼の生神様 の供養が、9月7日に水沢町内の業者により妙法寺で行われるという。 生け簀に余命をつないだ・・・つまり売れ残ったうなぎを持ち寄り、祈祷の上で大町川に放流するという。 そしてそれを目当てに待ち構えている連中もいるのだとい… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 8月 1953 水沢で混血児対策?(昭和28年8月29日) 昭和28年8月29日の胆江日日新聞より。 「混血児問題対策」という記事がある。 いわく、 混血児は往々にして一般自動と差別される恐れがあるが、児童憲章の精神を元にすべての児童と等しく社会の一員として立派に成人するように育てられる。 混血児はすべての児童と等しく取り扱われるが個々の場合には種々の点で問… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 8月 1953 水沢では10月になったらいつでも電話を増設できます!(昭和28年8月29日) 昭和28年8月29日の胆江日日新聞より。 水沢町内でも電話加入の申し込みは増加しており、水沢町としても水沢電報電話局の協力を得て増設工事を決定した。 それもこれも、仙台からのケーブルの到着の状況次第なのだが、多少遅れるが9月中旬から工事を開始できるということだった。 この増設工事が完了すれば、この時… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 8月 1953 水沢緯度観測所では使い捨ての風船だけでなく紐で繋いだ風船で高層気象観測をします(昭和28年8月29日) 昭和28年8月29日の胆江日日新聞より。 水沢緯度観測所では、気象庁と同じように毎日風船をあげる高層気象観測を30年間継続していた。 そしてそれが緯度変化にもたらす影響に関する論文は、天文学界で大きく注目されたのだという。 そしてまた、北上川の谷となる水沢の気象特性を解くカギとしても注目されていた。… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 28 8月 1953 放火で逮捕された29歳の男「好きな女性(51歳)が冷たくて…」(昭和28年8月28日) 昭和28年8月18日・28日の胆江日日新聞より。 東磐井郡生母村で16日に大火があった。 被害としては以下の通りとなる。 全焼 9戸 半焼 2戸 非住家全焼 33棟 罹災者 78名 損害額 24,166,800円 これを捜査していた国警前沢地区警察署では、25日に東磐井郡田河津村の29歳の男を逮捕し… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 26 8月 1953 電話交換嬢競技の水沢地区予選(昭和28年8月26日) 昭和28年9月1日の胆江日日新聞より。 全国電信電話協議会水沢地区予選は8月26日から3日間の日程で、水沢電報電話局で開催された。 以下のような競技種目があったという。 電話ブラッキング 交換用語 交換証作成 電信和文タイプライター通信 タイプライター二人組合せ 高速度タイプライター 和文タイプ二人… 続きを読む
i一関・西磐井郡 25 8月 1953 一関保健所管内で増える妊娠中絶(昭和28年8月25日) 昭和28年8月25日の岩手日日より。 1月~7月の一関保健所管内での妊娠中絶は、前年の同時期に比べて4割程度多い684名で、優生手術も152名となっていたという。 都市よりも農村の方が多かったという。 年齢別に分けると以下の通り。 20歳未満 ・・・ 4名 25~29才 ・・・ 34名 30~34才… 続きを読む
hスポーツ 25 8月 1953 三船十段は一関中学(現:一関一高)に在学していたことが判明(昭和28年8月25日) 昭和28年8月25日の岩手日日より。 8月30日に一関小学校で開催される予定の「岩手宮城対県柔道試合」に審判長として来る予定であった三船久蔵十段は一関にいたことがある、ということを一関市柔道会長があきらかにしたという。 いわく、 三船十段は久慈で生まれたが、明治23年に小学校5年生の頃実兄の勤め先で… 続きを読む
i一関・西磐井郡 25 8月 1953 中共からの帰国者のその後(昭和28年8月25日) 昭和28年8月25日の岩手日日より。 興安丸に乗って中国から帰国してきた人々はその後どうなっただろうか。 日本社会に順応しているだろうか。 一関市や西磐井郡では12世帯、27名いたのだという。 その数例を追う記事である。 一関市 42歳男性 昭和19年に三井鉱山本社から満州三井に転任。 引揚後、三井… 続きを読む
i一関・西磐井郡 23 8月 1953 一関・笹谷小学校と狐禅寺小学校に電話架設(昭和28年8月23日) 昭和28年8月25日の岩手日日より。 一関市立笹谷小学校には8月21日、狐禅寺小学校には8月23日に電話が架設された。 電話番号は笹谷小学校は803番、狐禅寺小学校が804番。 これで、一関市内の小中学校で電話が無いのは中里小学校前堀分校だけとなった。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 18 8月 1953 水沢町が市制したら人口46,500人(昭和28年8月18日) 昭和28年8月18日の胆江日日新聞より。 胆沢郡水沢町とその周辺の村々の合併と市制問題につき、8月7日に各町村の代表者により第1回準備員会を開いた。 そして16日には合同会議を開いた。 水沢と合併するのは小山村を除く1町6村であるとみられていた。 該当する町村の人口は以下の通り。 水沢市 18,92… 続きを読む
i一関・西磐井郡 15 8月 1953 荷馬車がパンクして車輪が飛びリンゴ売りの女性が死亡(昭和28年8月15日) 昭和28年8月16日の岩手日日より。 一関市大町の石橋ホテル前で、鉄屑を満載した荷馬車が通行していた所突然パンクして車輪がもげてしまった。 そのもげた車輪は勢いよく飛び出し、路上でリンゴ売りをしていた44歳の女性の胸部に当たったからたまらない。 直ちに磐井病院に収容はされたものの、胸部打撲と肋骨骨折… 続きを読む
i一関・西磐井郡 15 8月 1953 癩病患者が東北新生園を脱走して一関の夏祭り見物(昭和28年8月15日) 昭和28年8月16日の岩手日日より。 8月15日の朝4時頃、一ノ関駅前をうろついていた挙動不審の男がいた。 警察官が職務質問したら、宮城県瀬峰の癩療養所「東北新生園」から脱走してきた50歳の男であるという。 脱走して東磐井郡大原町の子供に会いに行く途中であったという。 この男を一応保護して保健所を通… 続きを読む
j東磐井郡 4 3月 1953 やきもちで風呂に漆を入れる復讐(昭和28年3月4日) 昭和28年3月5日の読売新聞岩手版より。 3月4日、千厩地区警察署では、薄衣村の農業の54歳の男を逮捕した。 これは、親しくしていた47歳の女性が、同じ村の64歳の農業のところで働いているのを見て、前月の26日に、やきもちからその64歳の男性の家の風呂に漆の皮を入れて、この家の家族5名に3週間のうる… 続きを読む
b二戸・二戸郡 2 3月 1953 小鳥谷村は製炭業が枯渇寸前なので漆で村おこし(昭和28年3月2日) 昭和28年3月2日の読売新聞岩手版より。 二戸郡小鳥谷村平糠では部落のほぼすべてが製炭業に従事していたが、戦中~戦後に乱伐したことにより、ほぼ切れる木が無くなっていた。 そこで、元手がかからず収入の高いウルシの木を植えることで窮地を挽回しようと躍起になっている。 二戸郡では浄法寺もウルシの産地である… 続きを読む
k大船渡・陸前高田・気仙郡 2 3月 1953 綾里村で2歳の子が急性アルコール中毒で死亡(昭和28年3月2日) 昭和28年3月3日の読売新聞岩手版より。 気仙郡綾里村のある農家で、2歳の女の子が突然苦しみだし、ついには死んでしまった。 死因を調べたところ、前の日の夜、父親が飲んでいた焼酎をそのままにしていたものを誤って飲んだらしい。 … 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 1 3月 1953 抗日の記念日「三一節」に盛岡・釜石・黒沢尻の在日朝鮮人が集会(昭和28年3月1日) 韓国の祝日には「三一節」というのがある。 これは、朝鮮半島が日帝に支配されていた大正8年(1919年)3月1日、京城(ソウル)のパゴダ広場で抗日蜂起が起こったことを記念したものである。 そんな朝鮮人にとって、昭和20年8月15日とは「終戦」ではなく「光復」であり、日帝からの自由を祝うべきものだったの… 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 9月 1952 山の神講をしてたらチフス蔓延(昭和27年9月29日) 江刺郡下のどこだかの村で、チフス患者が出た旨、9月29日に岩谷堂保健所に連絡があった。 そして、その患者の近所の住民にも血液検査をしていたら、10月8日にやはり4名が疑似チフスに感染していたことが判明。 原因としては、9月12日に山の神を祀る「山の神講」をして、30人程度で宴会をしたからではないかと… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 18 9月 1952 岩手の死因は都市は結核、米作値は脳溢血、若者は自殺が多いようだ(昭和27年9月18日) 岩手県民はどのような理由で死ぬのか。 岩手大学農学部小柳達男氏が県内の地域別に死因の調査を行った。 米作地(水沢):10万人 死亡者・・・10万人中213.3人 脳溢血・・・同 38.3人 結核 ・・・ 同 24.4人 乳児栄養不良 ・・・ 同 22.3人 畑作地(福岡(二戸)):7万人 死亡者・・… 続きを読む
l全県 16 9月 1952 キャベツ・さんまの輸送シーズンに貨物列車増発(昭和27年9月16日) キャベツなどの秋野菜、サンマなどの秋魚、そして冬に向かって木炭などの輸送の為に、盛鉄局では昭和27年10月1日~12月末の間に、貨物列車を増発することを9月16日に決定した。 内訳は以下の通り。 東北本線 3往復 八戸線 1往復 大船渡線 1往復 10月~12月までの間、現在の出荷量より以下の増加が… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 16 9月 1952 八幡宮の祭典の見世物をタダ見していた女子小学生に熱湯ぶっかけのDQN返し(昭和27年9月16日) 昭和27年の秋の盛岡八幡宮の祭りも盛大に行われており、多くの人でにぎわっていた。 そんな9月16日のこと。 見世物の「女相撲」を、見物料も払わず外から覗き見していた城南小学校3年の女児に熱湯をぶっかけ、全治2週間の負傷を負わせ、25歳の従業員の男が逮捕された。 「一言注意すれば済むものを・・・」と周… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 7 9月 1952 国内航空路が再開し、岩手でも飛行機旅行をする人が増える(昭和27年9月7日) 敗戦による軍事技術の禁止により、日本の航空路も一切禁じられていたところ、昭和26年10月25日には、戦後初の国内民間航空定期便として羽田~伊丹~福岡が復活、その後11月1日に羽田~三沢~千歳が復活した。 盛岡市内では交通公社で飛行機の切符を買うことができたのだが、まったく売れなかった。 昭和27年に… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 4 9月 1952 「岩手のアプレゲール事件」釜石の心中偽装事件(昭和27年9月4日) 「アプレゲール」とは、戦後の退廃的な若者を指して言った「最近の若い者は・・・」という文脈で使われる言葉だ。 Wikipedia日本語版のこの項目で「アプレゲール犯罪」として挙げられているのは以下の事件となる。 光クラブ事件(1949年11月24日) 鉱工品貿易公団横領事件(1950年4月19日) -… 続きを読む