日詰町の秋祭り(S3.9.7岩手日報)
1928年9月7日
2025年7月29日
昭和3年(1928年)9月、紫波郡日詰町(現在の紫波町)で行われた秋祭りの様子が、当時の岩手日報に掲載されている。紙面には、白装束の男たちが御神輿を担ぎ、山車が賑やかに町を巡る様子が写されており、地域の熱気がそのまま伝わってくる。
この秋祭りは、五穀豊穣や地域の安寧を祈願する重要な年中行事として、町ぐるみで執り行われていた。祭列には、神社の神職を先頭に、御神輿、山車、そして伝統芸能を披露する人々が続き、沿道には大勢の町民が詰めかけていた。
この伝統は現代にも受け継がれ、「志賀理和氣神社例大祭(赤石神社~日詰秋まつり)」として、毎年9月第1金曜日から日曜日にかけて開催されている。
祭りでは、寛政年間に京都で製作された総ひのき造りの御神輿が町を渡御し、4台の山車が通りを賑わせる。町の中心部には屋台が立ち並び、かつてと変わらぬ賑わいを見せている。
令和6年(2024年)の開催は、9月6日(金)から8日(日)にかけて行われ、初日は夕刻から、土日は昼からの開催となった。
舞い、太鼓、掛け声、そして祈り。昭和の記憶と、今も続く営みが静かにつながる場所が、日詰の秋祭りである。