宮古随一の豪邸「対鏡閣」が身売り(昭和4年8月28日)

昭和4年9月1日の岩手日報より。

山田線の建設や宮古港の築港にも尽力した下閉伊郡きっての富豪・菊池長右衛門の別邸であった豪邸「対鏡閣」が身売りされることとなり、8月28日に宅地の2500坪、附属山林で2400坪が宮古区裁判所の登記所にて手続きが行われた。

この対鏡閣の由来は、「平民宰相」と言われた時の首相の原敬を迎えるために巨費を投じて建てられたのだという。

これを買ったのは、鍬ケ崎で一流の料亭である長岡屋と言う所だった。

 

この対鏡閣、昭和11年にラサ工業が電線を通すと言うことで、磯鶏のほうに移築したのだと言う。

そして終戦後には、米軍の慰安所となったのだと言う。

その後の事は不明。

 

 

 

 

 

 

 


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