市日の久慈で巡査がちょっと自動車を運転してみたら大惨事(昭和6年8月31日)
1931年8月31日
2022年1月26日
昭和6年9月1日の岩手日報より。
8月31日の久慈は市日であり、二十八日町は近郷から来ていた客で雑踏となっていた。
そこへ、軽米自動車組合のナンバー岩29の乗合自動車が突っ込んでくるではないか!
結局、重傷者4名、軽症者2名の大惨事となってしまった。
負傷者は直ちに田村医院と石川医院に運び込まれた。
この車を運転していたのは誰か?
それは久慈警察署の25歳の巡査であった。
当時は軽米~久慈にバス路線があり、その折り返しの間「ちょっと貸してくれよ」ということにでもなったのだろうか。
また、この巡査が運転免許証を持っていたかどうかも記事からは定かではない。
ともかくも、久慈警察署長は平謝りである。
「誠に済まないことをした。非常に憂慮している」