浄法寺村議会で放尿・乱闘さわぎ(昭和10年2月27日)

昭和10年3月1日の岩手日報より。

浄法寺村議会では、前の村長の功労金として、3500円を出すべく議案を提出した。

これに対して、傍聴者50名が議場に押し寄せて村長を罵倒するなどとなった。

15時ごろ、この件に不満を抱く村議会議員が、酒気を帯びて役場へ行き、「この功労金の議案を可決してみろ!ただではおかないぞ!」と罵倒する騒ぎとなった。

それだけではなく、開会を待っていた反対派議員は、2階から外に放尿する始末だった。

あまりの険悪な情勢に議案提出した議員たちも、裸足で議場から逃げる事となってしまった。

とは言っても、反対版議員でも、村長に功労金を送ることが悪いと言っているのではなく、3500円と言う額が不満なだけなようであった。

 


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