昭和12年の怪しい情報商材広告
1937年5月18日
2021年11月3日
昭和12年5月18日の岩手日報の広告欄より。
「これだ!金儲の早道」などと書いてるので、現在のyoutubeの早口広告のような怪しい情報商材広告かと思ったら「世界最大・銀狐兎の飼育」という。
業者は岩手県内ではなくはるか大阪は布施市(現:東大阪市)からで、全国の地方紙に同様の広告を出していたのだろうか。
銀狐兎とは、シルバーフォックス兎のことで、この広告では以下のような特徴を宣伝している。
- 銀狐の代用で頗る高価で売れる。
- 肉は滋養豊富で美味。
- 1頭の重量は3貫目で従来の兎の3倍以上。
- 飼料は路傍の雑草や捨物の粕類でメキメキ生長する。
- 女、子供が片手間に養える。
- 年収2,000円で副業に好適。
そんなに良いものなら自分もやってみたくなってきた。。。
ところで、現在におけるラビットファーの評価とはどのようなものか。
以下のページから拾ってみたい。
いわく、
ラビットファーはうさぎの毛皮。ファッションとして取り入れられるようになったのは、1900年代初頭からと言われています。毛は短くて軽く、光沢があります。肌触りはふわふわとしており、やわらか。染色・加工しやすいため、コート類や小物をはじめ、幅広いアイテムに使用されています。皮が薄く、毛の密度も低いため、保湿性は弱め。防寒具には向いていません。毛が抜けやすいというデメリットもありますが、ほかのファーに比べてリーズナブルなので、ファー初心者でも手を出しやすい素材でしょう。
「防寒具には向いていません」「毛が抜けやすい」
そうですか・・・。