黒沢尻(北上)で猫が犬を助けるという話
1938年8月12日
2021年10月19日
昭和13年8月12日の岩手日報より。
和賀郡黒沢尻町新富町の小料理屋「玉川」で飼われている6歳の猫「ニコ」が昼寝をしていると、近所の6歳の犬「テル」が悲鳴を上げている。
ニコが駆けつけてみると、テルが大きな犬に追われている。
「義を見てせざるは勇無きなり」とばかりに阿修羅のごとく大犬にとびかかり、テルの危急を救ったのである。
新聞記事によれば「そして野良の大犬を撃退してから二人は今後も益々仲良くしませうと固い約束をしました。」と結んでいる。