ピコちゃん「パパの忘れ物」(昭和23年9月16日)

昭和23年9月16日の岩手新報より。

連載の漫画「ピコちゃん」では、パパが会社に行こうとしている。

勤め人より自営業が多かったこの当時、ピコちゃんのパパはサラリーマンだったらしいので、それなりに学識はあったのだろう。

でも注意力は散漫だったようで、傘を忘れてしまう。

でもピコちゃんは「また戻って来るわよ」と。

案の定戻ってきたパパは電車のパスを忘れたようだった。

 

ところで、この時点で盛岡市内では「電車」などというものは走っていない。
国鉄はすべて蒸気機関車が牽引する客車列車で、「電車」が走っているとすれば花巻の温泉電車ぐらいのものだった。

この漫画は東京かどこかで書いたものだったのだろうか。

 


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