国鉄労組盛岡支部「断固職場を死守せよ!」(昭和24年7月2日)

吉田首相の行政整理の方針に基づき、盛岡管内でも2052人の首切りが発表されることになった。

それで、国鉄労組盛岡支部の本部には「断固職場を死守せよ」と、2日の朝から組合旗が掲げられることになった。

闘争本部では、整理発表の当日の20時30分に本部指令を出し、傘下35分会に闘争指令を発した。

これに対し、黒沢尻保線区、盛岡保線区、盛岡車電区などでは実力行使の体制はすでにできているという報告があった。

しかし、列車が正常に運行できないと大衆の反発を買うことになるので安全委員会を設置した。

そしてマイクで大衆に呼びかけるもの、ビラを貼り歩くもの等があらわれ始めた。

 

このような不穏な動きに備えて、国鉄では警察官が身分証さえ見せれば無賃で乗車できるように通達を出したという。

 


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