県立江刺病院にガストロカメラとレントゲン導入(昭和37年2月5日)

昭和37年2月5日の岩手民声新聞より。

前年来、本館建設など江刺唯一の総合病院として施設の充実を進めている県立江刺病院に、最新式のレントゲン撮影機1台と、胃を調べるガストロカメラ2台が導入されることになった。

レントゲンは島津製作所製で、購入額も2,800,000円と、旧式の2倍以上するものである。

この新型の機材の良さが、撮影の際にX線が局部のみ放射されるので、従来のものに比べて写真の仕上がりが鮮明であると言うことだと言う。

また、参加するx線も少ないので、患者や機械技師にかかる放射線障害も少ないと言う。

この様式の機械は、花巻労災病院にもあるが、構造はこれが最新式であると言う。

また、カストロカメラは1台2,500,000円もするもので、ビニール管の先端に超小型カメラの装置があって、これを完全に飲み込ませて外部からの調整で家の状況からフィルムに収める仕組みであると言う。

これは、すでに100人ほどに使ってみたが結果は上々であり、レントゲンではわからないところも発見される率が高く、慢性腎炎などの粘膜の状況を調べるには最も効果的なのだと言う。

 


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