広田湾開発は漁民の反対で棚上げ(S48.3.19)
1973年3月19日
2024年11月9日
広田湾埋め立て工業開発計画は、陸前高田市と岩手県が共同で進めた産業振興策でしたが、漁民ら地元住民の強い反対により計画が一時停止されました。埋め立てによる漁場消失や環境汚染への懸念から、漁業団体を中心に反対運動が広がり、最終的に県は計画の規模縮小や無公害企業誘致を含む修正案を提示しました。しかし、「海を埋め立てること」そのものへの根強い反対が収まらず、議会でも議論が紛糾しました。結果的に自民党が反対請願の取り下げを促し、計画は一時棚上げとなりましたが、今後も地域発展と環境保全の調和が求められています。