鈴木善幸が第70代内閣総理大臣に

昭和55年7月17日、第70代内閣総理大臣に岩手県第1区選出の衆議院議員・鈴木善幸が選出される。

 

その選出は「押しも押されもせぬ」ものではなく、棚ぼたのようなものだった。
事実、海外からは「Zenko who?」と言われるほど国際的な知名度は皆無に等しかった。

それでも首相に選出されるに至ったのは、前年から続く自民党内の主流派と反主流派の争いからだった。

そのような中で野党は内閣不信任案を提出する。
普段であれば、圧倒的大差で否決されるところだが、その時は自民党の反主流派が退席してしまったのだ。

それで、まさかと思ったが内閣不信任案が成立してしまった。
これで昭和55年5月19日、大平内閣は倒閣。

これには反主流派もびっくりである。

さて、では次の総裁を選ぶところから・・・と思った矢先の6月12日、改めて総裁に出馬しようと思っていた矢先の大平正芳が急死してしまったのだ。

このことで党内は団結を取り戻し、同情票で選挙自体は大勝したが、では誰を総裁に?

主流派である田中派・大平派のうち田中派はロッキード事件の影響もあり総裁を出せる雰囲気ではなかった。

そうすると大平派で「闇将軍」となっていた田中角栄との関係も良好だった鈴木善幸という消極的な選択肢ということになったのだった。

これで、岩手県からは原敬(第19代)、斎藤実(第30代)、米内光政(第37代)に続く4人目の首相就任となった。

 

 


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