三陸鉄道は2年連続黒字(S61.4.1)

三陸鉄道は、第三セクターによる運営で開業以来二年連続黒字を達成し、順調な経営を続けています。開業当初のフィーバーには及ばなかったものの、乗客数は目標を上回り、経費削減や定期利用客の増加が黒字に貢献しました。第60年度の決算では、北リアス線と南リアス線の総乗客数が267万人に達し、前年から若干の減少が見られたものの、黒字を確保しました。また、夏季の観光需要の高まりや、各種イベントの実施による収入増加も効果的でした。

三陸鉄道の成功は、合理化やユニークな列車運行アイデアが評価され、旅行関連の賞を受賞するなど、その成果が広く認められています。しかしながら、将来的な課題も存在しており、南北に分断された路線を一貫して運営することが重要な目標となっています。特に、国鉄山田線の宮古釜石間を含む区間の経営権を一貫化するための取り組みが進められており、これが実現すれば更なる発展が期待されます。

今後も三陸鉄道は、地域住民との協力や観光促進に力を入れ、持続的な成長を目指していく予定です。


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