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「必然的に滅亡する悲惨な山村」とまで酷評された村(昭和4年9月5日) d宮古・下閉伊郡

「必然的に滅亡する悲惨な山村」とまで酷評された村(昭和4年9月5日)

昭和4年9月6日の岩手日報より。 東京帝国大学の渡辺助教授は、農村調査のため下閉伊郡小国村に出張中であった。 そして9月5日に盛岡に至り、午後21時28分の列車で青森に向かったが、その調査の結果はかなり辛辣であった。 原始共産主義的な形態の村。 「隠し念仏」と言われる浄土真宗の一派の中心者が部落を支…
一関中学の野外教練で卒倒者続出(昭和4年9月2日) i一関・西磐井郡

一関中学の野外教練で卒倒者続出(昭和4年9月2日)

昭和4年9月5日の岩手日報より。 一関中学校(現:一関一高)では、9月2日に夏休み明けの始業式を行うことになった。 では、9月2日に夏休み明けの始業式を行うことになった。 ところが、この時期、後者の第1期工事が終了したものの、内部が全く完成していなかったので、毎日2時間の野外教練を行うことになった。…
全校児童の3分の1を落第させる小学校 d宮古・下閉伊郡

全校児童の3分の1を落第させる小学校

昭和3年4月8日の東京朝日新聞より。 川井村小学校では全校210人の3分の1の70名を成績が悪いといって落第させたら父兄が怒って盛岡の県庁まで押しかけたのだという。 しかし学校側は「成績が悪いんだから仕方がない」の一点張り。   ・・・ところで、山田線はこの時点では上米内までしか開業してい…
花巻の小学生「紫波の旱魃を救おう!」「お米を集めて持っていこう!」5里を歩いて米を届ける(昭和元年12月26日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

花巻の小学生「紫波の旱魃を救おう!」「お米を集めて持っていこう!」5里を歩いて米を届ける(昭和元年12月26日)

この年、紫波郡の干害が非常に県内外の同情を集めていた。 そこで、稗貫郡湯本村の小学生の赤十字団員5名が、学校内で米を集めることにした。 そうしたところ、2斗2升が集まった。 これを、雪道を5里(約20km)歩いて日詰警察署まで届け、「飢えている友達に分けてください」と届けることにしたのだという。 赤…
吹雪の中、飯岡尋常高等小学校生徒が村社で大正天皇の平癒祈願(大正15年12月11日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

吹雪の中、飯岡尋常高等小学校生徒が村社で大正天皇の平癒祈願(大正15年12月11日)

肺炎で臥せっていた聖上(大正天皇)の御容態は、毎日このように新聞で報道されていた。 国民はこぞって聖上の平癒祈願を行っていた。 紫波郡飯岡村の飯岡尋常高等小学校生徒四百数十名は、吹雪の中を校長に引率され村社である秋葉神社で平癒祈願を行ったという。    …