備考※3

北上市立養老院開院 g北上・和賀郡

北上市立養老院開院

昭和32年4月19日の読売新聞岩手版では、北上市常盤台に市立養老院がオープンしたことを報じている。 総費790万円で収容定員は60名という。 現在は民間に委託して、北上市鬼柳の「北星荘」となっている。    …
サケマスはえなわ漁船解禁へ d宮古・下閉伊郡

サケマスはえなわ漁船解禁へ

昭和32年4月19日の岩手日報より。 翌4月20日から、サケ・マスのはえなわ漁が解禁になるというので宮古などの漁港が沸き立っている。 宮古港では49隻、山田港では11隻、田老港では5隻と、前年より5隻減少しているといが、100万貫を期待しているという。 記事では「資材が少なく、しかも安全操業ができて…
岩手にも被爆者がいた(S32.4.3岩手日報) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手にも被爆者がいた(S32.4.3岩手日報)

広島の原爆から12年が経ったが、原爆症で療養している人は岩手にもいた。 原爆から8年が経過した昭和28年ごろ発病し、この時点で毎日輸血が必要な体になっていたのだという。 この時期、イギリスではクリスマス島で水爆実験を行うということが話題になっており、この抗議として「この体を見ろ」と取材に応じたもの。…
ザァマス眼鏡を買うなら盛岡の水晶堂ざます a盛岡・岩手郡・紫波郡

ザァマス眼鏡を買うなら盛岡の水晶堂ざます

昭和32年4月3日の岩手日報の広告欄より。 盛岡の水晶堂時計店は令和となった今でも中の橋通り(バスセンターと岩銀中の橋支店の中間ぐらい)で盛業中でCMも出しているが、この当時に広告に出ているのはいわゆる「ザァマス眼鏡」。 トニー谷の全盛期でもあったざんす。   ・・・いや、昭和32年(19…
三陸沿岸は絶好の潮干狩り日和(昭和32年4月2日) c久慈・九戸郡

三陸沿岸は絶好の潮干狩り日和(昭和32年4月2日)

昭和32年4月3日の岩手日報より。 4月2日は旧暦3月3日で桃の節句。 三陸沿岸は好天に恵まれ潮干狩り日和となり、盛鉄局は山田線や八戸線に臨時列車を出して潮干狩り客をさばいたという。 写真は大槌町の洲崎海岸で、5,000人の人出でにぎわったという。 釜石市の鵜住居海岸でも3,000にんの人出でにぎわ…
桃の節句も旧暦で祝っていた(昭和32年4月1日) l全県

桃の節句も旧暦で祝っていた(昭和32年4月1日)

昭和32年4月1日の岩手日報より。 「あすは旧桃の節句」というキャプションの写真記事。 桃の節句の雛祭りと言えば3月3日と決まっているが、この時代は旧暦で祝っていたようである。 ちなみに、気象庁の生物季節観測のページによれば、盛岡地方気象台では桃の開花時期は観測していなかったが宮古測候所では観測して…
どこの駅前かは分からないが、とにかく旅館 f花巻・稗貫郡

どこの駅前かは分からないが、とにかく旅館

昭和32年4月1日の岩手日報の広告欄より。 「照安旅館」という旅館があり、「駅に近くて静かなお宿」なのだという。 しかしどこの駅なのかはここでは定かではない。 盛岡駅? いやしかし盛岡であれば電話番号はこの時点で4桁になっているはず。 (加入が古ければそう限らないのかもしれないが) 2桁であれば盛岡…
国鉄運賃の改定で手荷物運賃も変わります l全県

国鉄運賃の改定で手荷物運賃も変わります

昭和32年4月1日の岩手日報より。 国鉄運賃の値上げで手荷物運賃も変わることに。 ただ、5kgまでという新区分ができたことで、少量で近距離の輸送には便利になったとしている。 しかし、大口で遠距離の場合大幅な値上げになるという。…
花輪線の小豆沢駅は「八幡平駅」になります m県外・参考

花輪線の小豆沢駅は「八幡平駅」になります

昭和32年4月1日の岩手日報より。 秋田県鹿角郡は秋田県ではあるものの「陸中国」となる。 そのせいでか、岩手銀行や東北銀行の支店があったり、鹿角郡のニュースがこのように掲載されたりする。 その秋田県鹿角郡の宮川村と曙村は前年の昭和31年6月15日に合併し「八幡平村」となっていた。 そこで、花輪線の小…
盛岡・内丸座で「正義派」公開(昭和32年3月6日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・内丸座で「正義派」公開(昭和32年3月6日)

昭和32年3月7日の河北新報岩手版より。 盛岡の内丸座では、「正義派」を公開する。 「正義派」は、昭和32年2月20日初公開の松竹映画で、主演は佐田啓二と久我美子。 ちなみに、河北新報岩手版ではこれまで盛岡東映の映画広告しかなかったが、松竹系の内丸座の広告が登場したのはこの日が初めてである。 それで…
大槌町の江岸寺の本堂がほぼ完成(昭和32年2月17日) e釜石・遠野・上閉伊郡

大槌町の江岸寺の本堂がほぼ完成(昭和32年2月17日)

昭和32年2月17日の河北新報岩手版より。 上閉伊郡大槌町の曹洞宗江岸寺では、昭和31年秋以降、鉄筋コンクリートで本堂を建築していたが、順調に工事が進み、ほぼ完成した。 江岸寺は、徳川時代と明治34年に火災に遭っており、その後50数年間仮本堂となっていたのである。 本堂は98坪で、工費に8,50万円…
エンコして乗客に押される伊保内行きのの県北バス(昭和32年2月15日) b二戸・二戸郡

エンコして乗客に押される伊保内行きのの県北バス(昭和32年2月15日)

昭和32年2月15日の河北新報岩手版より。 県北地方は連日の吹雪で、山間部は積雪3尺余りとなり、幹線筋以外のバスが運休が相次ぐこととなった。 福岡〜伊保内のバスはかろうじて運行していたが、一旦バスがエンコしようものなら、後から来るトラックなどが次々と通行止めになるわけで、車掌や乗客がバスの後ろを押し…
丸善仙台支店「英国製自動謄写輪転機は21万5千円!」(昭和32年2月6日) m県外・参考

丸善仙台支店「英国製自動謄写輪転機は21万5千円!」(昭和32年2月6日)

昭和32年2月6日の河北新報岩手版より。 岩手版とは言っても河北新報なので仙台の広告が出てくる。   ちなみに英ゲステットナー社は史上初めて謄写版を発明した会社のようだが、平成7年にリコーの子会社となり、平成19年には「Ricoh Europe」となっている。    …
一関で旧正月の初売り(昭和32年2月1日) i一関・西磐井郡

一関で旧正月の初売り(昭和32年2月1日)

昭和32年2月2日の河北新報岩手版より。 2月1日は旧正月の初売りであったと言う。 一関市内の商店街は、岩手県南から宮城県北までの客を一手に集めてにぎわいを見せた。 前年の暮れには、一関には東光デパート、千葉久デパートと相次いで2つデパートが生まれたこともあり、大賑わいだったようである。  …
この年の大寒は暖冬(昭和32年1月20日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

この年の大寒は暖冬(昭和32年1月20日)

昭和32年1月21日の河北新報岩手版より。 盛岡市中ノ橋通りにて 1月20日と言えば大寒であったが、この日の盛岡は外でもオーバーを脱ぎたくなるような暖かさであったと言う。 前日に降った雪もすっかり溶けてほこりもまうと言う春のような天候であったと言う。 盛岡八幡宮の境内で行われた雪の芸術祭の雪蔵も、片…