「戦場にかける橋」盛岡国劇で封切上映

昭和33年5月20日の岩手日報では、盛岡国劇で「戦場にかける橋」が封切になる旨の広告が出されている。

「戦場にかける橋」は言うまでもなく1957年英米合作の戦争映画で、収容所長役の斎藤大佐役を演じた早川雪洲はアカデミー助演男優賞にノミネートされている。

日本での初封切は前年1957年の12月22日であった。

「国劇」とは「国民映画劇場」といい、洋画の封切館であったのだという。

NHK盛岡放送局がテレビの放送を開始するのがこの年の末の12月28日のこと。
映画は今より圧倒的に庶民の娯楽の王座にあった時代である。

この国民劇場については、以下の「もりおか映画散歩」というページでほとんどすべて語っていただいている感じがするので、当方であれこれ調べるまでもなくこちらをお読みいただいた方が早いかもしれない。

ベビーブーム世代というか氷河期世代であり、テレビにすっかりなじんでしまっている管理人としては、映画に関するカルチャーについてよく分かっていないだけではあるのだが、「二番館」「三番館」という、封切1年以内の映画を見せる映画館もあったようだ。
そしてそれ以上経った映画を見せる映画館は「名画座」。

ところで、現在でもなお「映画館通り」と言えば盛岡最大の歓楽街となっており、ピカデリーや中劇は令和3年の現在でも盛業中である。

この国劇は、昭和47年に閉館となったとのこと。(Wikipedia「小笹正人」より)

 


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