陸軍始めの在盛部隊の閲兵式(S3.1.9岩手日報)

昭和3年1月9日の岩手日報は、前日の8日に執り行われた在盛部隊の「陸軍始め」の様子を詳報しています。

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当日は「雪晴れに輝くきのふ」と見出しにある通り、前日までの雪が止み、白銀の市街に陽光が映える絶好の天候となりました。午前10時より中津河畔および内丸通りにおいて親兵式が挙行され、この勇壮な儀式を拝観しようと近郊各地から観衆が殺到し、中津河畔の堤防や内丸通りは人垣で埋め尽くされる賑わいを見せました。

式典に参加した部隊は、工兵第8大隊より将校以下324名、騎兵第23連隊からは将校以下244騎に及び、午前10時15分にラッパの音が響き渡ると、まず中津河畔の堤防上において閲兵式が開始されました。その後、部隊は内丸通りへと移動して分列行進を行い、雪を蹴立てて進む騎馬の蹄の音と整然たる歩法が冬の空気に響き渡りました。その勇ましく壮麗な光景は、まさに軍都・盛岡の新春を飾るにふさわしいものでした。

一連の行事は午前11時15分にすべて滞りなく終了しましたが、紙面には「勇壮比なき」とその感動が記されており、当時の市民が抱いた深い感銘を今に伝えています。


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