人見絹枝嬢の死因は過労と!運動の季節に注意!(S6.9.3岩手日報)

昭和6年9月3日の岩手日報に掲載された広告。女子陸上競技の先駆者であり、日本人女性として初めてオリンピックに出場した人見絹枝が亡くなったのは、この1か月前のことだった。死因は過労とされ、その衝撃は大きかった。

広告ではこの出来事に触れつつ、「過労は短命のもと」と警告。体力を回復させるには薬の服用が有効であるとし、「妙布」という薬の効能を説明している。特に疲労回復や筋肉痛、リウマチなどに効くとして、運動の季節にこそ常備すべき薬であると宣伝していた。

添えられたイラストは、野球帽に「M」と書かれた選手の投球フォームだが、東京の薬店による広告であるため、盛岡中学(現・盛岡一高)との関係はないと思われる。


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