松尾鉱山にデラックス・バス(昭和35年1月8日)

昭和35年1月8日の岩手日報より。

松尾鉱業所には前年末に2台のデラックス・バスが到着したのだという。

それは1960年型の定員65人乗りで、130馬力のトヨタ車であるという。

車体は「明るいグレーに青色の帯を巻い」ているという。

この時点では、元山~屋敷台(松尾鉱山鉄道の駅)を往復しているだけであるというが、スキーシーズンには八幡平まで足を延ばして好評であるという。

雪解けとなったら松川温泉や八幡平の登山バスにも充当するという。

 

ところで、このバスはトヨタのどの型番になるだろうか。
おそらくは昭和34年型のDR15ではないかと思われる。

そして、松尾鉱山鉄道のバス事業であるが、Wikipediaを見る限りでは、以下のような記述がある。

  • 1960年(昭和35年)路線・貸切バス事業を八幡平観光に移管
  • 1967年(昭和42年)八幡平観光が八幡平観光道路開通に合わせ岩手県北自動車と共同運行で、盛岡 – 八幡平頂上間の直通バス運行開始
  • 1970年(昭和45年)2月5日 八幡平観光がバス事業を岩手県北自動車に讓渡

現在でも県北バスが走らせている八幡平方面のバス路線は、もともとは松尾鉱山鉄道系のバスだったのだ。

 

 


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