岩手県で初めての成人式(昭和24年1月15日)

平成10年の「ハッピーマンデー法」まで、成人の日は1月15日と決まっていた。
これは、昭和23年7月10日に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によるものである。

この法律が定められて初めての岩手県内の成人式はどうであったか、昭和24年1月16日の岩手日報から紐解いてみたい。

祝日法施行後初の成人式は1月15日に県内各地の神社や公民館で行われた。

盛岡市では、料亭「秀清閣」(現在のテレビ岩手の位置にあった)にて百名強が集まり開催された。

式には、小泉多三郎盛岡市長や国分謙吉岩手県知事まで参加し、祝辞が述べられた。

式場は「日本国万歳」で締められたという。

まだ日本国憲法が施行されて1年も経過していない時期、参加した来賓も新成人も「新生日本」への意気込みを語っていた。

釜石市ではというと、やはり15日の10時に釜石市役所会議室で二十余名を集めて開催されたという。

釜石市では成年バッジを作成して配るという。

 

 


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