暖冬のために高松の池で氷が割れてスケートの中学生が溺死(昭和24年1月17日)

昭和24年1月18日の岩手日報より。

当時、高松の池はスケートのメッカであり、スケートやホッケーの競技会も行われていた。

そして市民のスケート遊びの馬でもあった。

1月17日の朝10時ごろ、スケートで遊んでいた下小路中学校1年生と、その友人の下橋中学校3年生が、池の真ん中の氷の薄くなっていた所が割けて落ちてしまったのだ。

当然、高松の池は大騒ぎになる。

そこへ、ホッケーの練習をしていた岩手医大の学生や日大スケート部の学生が救助に行き、裸になって凍るような水中に飛び込んで探しても下小路中の1年生の方は上がってこない。

下橋中の3年生の方は助けられたが、下小路中の1年生の方は昼頃に死体となって発見されることとなった。

 

この時期の天候について、気象庁のデータで振り返ってみると、これに先立つ1月13日~15日などは平均気温すら(最低気温ではなく)0℃を上回るなど、氷が解けやすい条件はそろっていたようだった。

 


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