明治37年に誘拐されて東京に売られ47年ぶりの再会

昭和26年1月4日の読売新聞夕刊より。

9歳の頃、岩手県内で誘拐されて東京府三鷹市内の農家に売られ、その後女中奉公などを転々として結婚し、現在(その時点)では都下北多摩郡神代村で3人の子供の母親となっていた56歳の女性が、岩手県内各市町村に依頼して肉親捜しをしていたところ、水沢町助役などの尽力で、54歳になる妹が胆沢郡若柳村に住んでいるということが判明し、47年ぶりの再会となった。

「寒さも雪も何のつらいことがありましょう。母は8年前に亡くなったとのことで残念です。妹たちにあえてこんなうれしいことはない」とコメントしていた。

 

 

 

 


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