水沢緯度観測所では使い捨ての風船だけでなく紐で繋いだ風船で高層気象観測をします(昭和28年8月29日)

昭和28年8月29日の胆江日日新聞より。

水沢緯度観測所では、気象庁と同じように毎日風船をあげる高層気象観測を30年間継続していた。

そしてそれが緯度変化にもたらす影響に関する論文は、天文学界で大きく注目されたのだという。

そしてまた、北上川の谷となる水沢の気象特性を解くカギとしても注目されていた。

そして今度は、上空300~500mの気圧・気温・湿度・風などを30mごとに詳しく調べるべく、紐で繋いだ係留気球に備付けた「サーミスター」で観測する試みをすることにしたという。

このことで、「北上川の谷」の中心であり、西の方に広がった扇状地である水沢の気象特性を調べるのに役立つのではないかと期待された。

 

 

 


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