公立高校の授業料値上げ反対運動
1956年2月10日
2021年10月9日
昭和31年2月10日の岩手日報では、公立高校の授業料値上げ反対の運動を、盛岡一高の生徒会が提唱して各校で行っていることを報じている。
いわく、年間6,000円から7,200円に値上げすることに対して「向学心を阻む」などの理由で反対し、各高校で署名を行い、これを県教組を通じ県教委に上げるということであった。
このような、学校を超えた生徒会レベルの運動、というのは今ではなかなか考えにくいような気がする。
良くも悪くも個人主義化している、ということだろうか。
ところで、この当時の6,000円であるとか7,200円であるとかいう額はどれほどのものだったのだろう?
人事院のホームページで、公務員の初任給を見てみたい。
昭和31年(1956年)の大卒初任給は8,700円で、高卒初任給は5,900円。
これが平成27年(2015年)になると、大卒(Ⅰ種)で207,900円、高卒で144,600円となる。
県立高校の授業料はと言えば、岩手県のホームページによれば月額9,900円。
年額とすれば118,800円ということになる。
物価ベースで言えば、昔の高校授業料はそれなりに高かったようだ。