盛岡日活で「太陽の季節」「雑居家族」封切り!(昭和31年5月25日)

昭和31年5月25日の岩手日報夕刊(つまり発行は5月24日)の広告欄より。

石原慎太郎の小説「太陽の季節」を日活で映画化し、盛岡でも日活劇場で封切することになった。

東京での公開は5月17日なので、1週間程度のタイムラグでの公開ということになる。

石原裕次郎のデビュー作としても知られるが、あくまでも脇役でもある。
それも、兄の慎太郎に若者風俗をレクチャーするスタッフの扱いであったところを出演者が足りず急遽出ることになったのだという。

また、後年伝説にもなるDQN映画で、映倫に外部委員(現在の言い方であれば「第三者委員?」)を入れるきっかけにもなったほどであるが、主演の長門裕之と南田洋子は、後年芸能界有数のおしどり夫婦としても知られるまでになった。

 

また、同時上映の「雑居家族」は壷井栄が毎日新聞に連載していた小説の映画化で、東京での公開は5月3日。

 


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