北上で東北最後の馬市(昭和34年12月2日)

昭和34年12月2日の岩手日報より。

このシーズンでは東北で最後に開催される北上の馬市は、北上市馬検場で北海道産馬1000頭を集めて開催された。

まだ農耕や移動には馬力が必要だった時代である。

北上(黒沢尻)の馬市は、東北で最後の「おせり」として、関東や関西からも集まるにぎやかなものであったという。

「道産子」と呼ばれる北海道産馬は5万円以上の高値で、地元北上市からの37000円から18000円で売れた。

道産子は体高120cm程度で、ロバのようにおとなしいが、力が強くどんな山道でも耐えるのが特徴であるという。

 

 

 


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