釜石職業安定所には失業保険受給者の群れ(昭和36年3月1日)

昭和36年3月1日の岩手東海新聞より。

釜石職業安定所には、求人申し込みが殺到していたが、失業保険のほうも相変わらず受給者が多かった。

支給日である毎週水曜日は、待合室から道路まで失業者の群れがひしめいていた。

冬になると、操業休止する事業所が多く、そこから失業する労働者が出るのであった。

2月の場合は、500人の失業者がおり、支給総額は5,000,000円を突破していると言う状態であった。

釜石での支給額が県内で最も高いのは、給与水準が釜石製鉄所の従業員の年満退者が全体の4割を占めているからであると言う。

 


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