釜石保健所に県内初の多重シャッター式レントゲン機器導入(S39.1.15岩手東海新聞)
1964年1月15日
2026年3月22日
Contents
【昭和39年の記憶】釜石に最新鋭レントゲンがやってきた日
古い新聞をめくると、当時の熱気が伝わってくることがあります。今回ご紹介するのは、今から約60年前、昭和39年(1964年)1月15日の「岩手東海新聞」の記事です。

東京オリンピックが開催されたこの年、釜石の医療現場でも歴史的な一歩が踏み出されていました。
県内初!釜石保健所に導入された「多重シャッター」レントゲン
記事の主役は、釜石保健所に設置されたばかりの最新式レントゲン装置です。当時の見出しには「病魔の早期発見」という力強い文字が躍っています。
ここが凄かった!当時の最先端ポイント
- 多重シャッターの採用: 県下で初の設備。従来の平面的な撮影だけでなく、横断面や斜面など自由な角度からの撮影が可能に。
- 早期発見の切り札: 結核はもちろん、当時は深刻だったクル病や股関節脱臼の発見に大きな期待が寄せられていました。
- 予防医学の拠点へ: 記事では「将来は胃の透視も可能に」と言及されており、地域住民の健康を守る「砦」としての決意が綴られています。
写真に写るレントゲン技師の姿からは、新しい機械を操り、地域の命を守ろうとする誇り高い緊張感が伝わってきますね。
1964年の釜石、その横顔
同じ紙面には、医療ニュース以外にも当時の社会情勢を映し出す興味深いトピックが並んでいます。
| トピック | 内容 |
|---|---|
| 中小企業の合理化 | 構造変動に対応するため、企業同士の「協業化」が叫ばれていました。経済の過渡期だったことが伺えます。 |
| 暖冬の異変 | この年は記録的な暖冬で、野菜(ネギやホウレン草)が育ちすぎて値崩れし、農家が悲鳴を上げていたようです。 |
