スバル秋の中古車セールで志戸平温泉ご一泊ご招待!(S42.11.10岩手東海新聞)

昭和42年11月10日の岩手東海新聞に掲載された広告によれば、釜石市内の中古車販売店「まこと商会」では、「スバル 秋の中古車セール」が開催中である。

セール期間は11月13日から12月5日までの約3週間で、対象となる車種はスバル360、スバルサンバ、スバルカスケードなど、いずれも当時の名車と謳われた軽自動車たち。広告では「いまがお買い求めのチャンス!」と銘打ち、価格だけでなく台数も魅力的なラインナップを展開していることをアピールしている。

特筆すべきは、期間中に契約した顧客に対し、花巻市の名湯・志戸平温泉への一泊招待が付くという特典。販売促進の一環として、温泉旅行をセットにした企画は当時としても珍しく、地元密着型の営業努力がうかがえる。

広告の発行元である「有限会社まこと商会」は、釜石市千鳥町に所在し、新車・中古車の販売に加えて修理業務も手がけていた。電話番号は「2174番」と、まだ市内局番が不要な時代の名残を感じさせる。

昭和42年、スバル360の軽快な走りと小回りの良さが人気を博していた時代。そんな名車たちを手に入れ、さらに温泉旅行も楽しめるという、夢のようなセールだった。

 

 

 


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