a盛岡・岩手郡・紫波郡 16 9月 1959 岩手で初のタクシー強盗(S34.9.16) 昭和34年9月16日、岩手県盛岡市でタクシー運転手が殺害される事件が発生しました。午前1時ごろ、盛岡市大通二丁目のタクシー会社本社の無線機から異常音が流れ、会社が確認を指示しましたが、1台だけ応答がありませんでした。捜索の結果、盛岡市外山岸第一地割、県道小本線(通称・庄ケ畑)付近でタクシーが発見され… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 17 6月 1959 矢巾村の長男殺し事件(S34.6.17) 紫波郡矢巾村煙山字広宮沢で、父親が長男を絞殺する事件が発生した。長男は幼少期から家族に迷惑をかけ続けており、現金や米、家財を盗んでは遊び歩く生活をしていた。20歳で結婚するも家庭を顧みずすぐに離婚し、その後再婚したが、それも短期間で破綻した。 職を転々とし、家族に頼る生活を続ける中で、窃盗や詐欺で服… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 12 6月 1959 釜石で貨物船の外人船員がバーで時計を強奪(昭和34年6月12日) 昭和34年6月12日の岩手東海新聞より。 この日の夜3時ごろ、釜石市内のバーで飲んでいた外人客が、バーテンから時計を強奪した。 通報で駆け付けた釜石署員に逮捕されたが、それは釜石港に出入りしていたリベリア船籍の貨物船の40歳の船員であった。 Betanko Policarpoという名前だということで… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 12 6月 1959 岩手で最も非行少年が多いのは釜石(昭和34年6月12日) 昭和34年6月12日の岩手東海新聞より。 釜石市を管轄する児童相談所は宮古児童相談所であったが、釜石の触法少年の状況は看過できないと、4月から月1回、釜石にも「児童相談室」が開設されていた。 その児童相談室に相談に来る様子は、記事そのものの表現を借りると「この部屋を訪れる親たちの表情は暗く、触法少年… 続きを読む
g北上・和賀郡 9 6月 1959 沢内村の不倫カップルが群馬の山奥で心中(S34.6.9) 昭和34年(1959年)、岩手県和賀郡沢内村猿橋長瀬野(現在の岩手県和賀郡西和賀町)で運転助手として働いていた男は、親戚宅近くに住む既婚女性と親しくなり、不倫関係に発展しました。女性は夫との不和を抱え、男との関係を深めていきました。同年5月19日、女性は岩手県和賀郡湯田村湯本(現在の岩手県和賀郡西和… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 24 3月 1959 滝沢村女性怪死体事件(S34.3.24) 滝沢村の空き家で顔と手足が焼けただれた女性の怪死体が発見される。 結局、犯人どころか被害者の身元すら判明しないまま昭和49年3月24日に時効を迎えたというあまりに奇怪な事件。 https://www.youtube.com/watch?v=WAiyreWbqpg … 続きを読む
l全県 4 3月 1959 警察が自らグロ書籍!?『岩手の重要犯罪』に批判(昭和34年3月4日) 昭和34年2月25日、岩手県警察本部から『岩手の重要犯罪』という書籍が出版された。 https://twitter.com/bunko_kai/status/1296353280625217543 見ての通りの本である。 表紙を開いて早々、目に入るのはこの写真。 当然のように批判が集まることになった… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 24 2月 1959 盛岡駅でヤミ米の手入れがあり担ぎ屋10人逮捕(昭和34年2月24日) 昭和34年2月25日の河北新報岩手版より。 盛岡警察署では、盛岡市内にヤミ米が相当流れ込んでいるとの情報を得た。 そこで2月24日、盛岡署員20名が盛岡着7:56、8:58の下り列車を急襲し一斉取り締まりを行った。 置き去り米を含めて押収した精米は757kg(61,000円相当)であったという。 そ… 続きを読む
d宮古・下閉伊郡 25 12月 1958 宮古の酔っ払いの喧嘩殺人(S33.12.25) 昭和33年12月25日、岩手県宮古市鍬ケ崎地区で、地元の金物商の男性が暴行を受け死亡する事件が発生した。被害者は22歳で、クリスマスパーティーから帰宅する途中に襲われた。現場は鍬ケ崎地区の路上で、衣服や靴、血痕の付着した割薪が散乱しており、乱闘の形跡があった。被害者の家族の証言から、金属製の腕時計が… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 6 12月 1958 盛岡・上厨川の五男殺し事件(S33.12.6) 盛岡市上厨川で、親と兄が五男を絞殺する事件が発生した。五男は素行が悪く、日常的に家族へ迷惑をかけていた。彼は酒に酔うと暴れ、時には「殺すぞ」と家族を脅すこともあった。また、酒代を捻出するために家財を勝手に売却することが常態化しており、馬車や農具を売り飛ばすなどして家族に大きな負担をかけていた。 被害… 続きを読む
i一関・西磐井郡 17 11月 1958 一関市釣山公園の美容師殺し事件(S33.11.17) 昭和33年11月17日、岩手県一関市釣山公園の田村神社裏で女性の絞殺遺体が発見された。被害者は美容師で、家庭問題から夫と別居していた。事件当日、「一関に行く」と言い残して行方不明になっていた。被害者は当日、親しい男性を装った中年風の声の主から電話で呼び出されていた。捜査の結果、夫が重要参考人となり、… 続きを読む
i一関・西磐井郡 5 9月 1958 ヤミ米の主要ルートは花泉か(S33.9.5岩手報知) 当時、米はまだ国が管理していた。 だから、国が管理する以外の米は「ヤミ米」として扱われ、警察署の取り締まりの対象であった。 一関警察署では、その流通のルートは花泉をとってくるのではないかと警戒の網を強めていた。 … 続きを読む
j東磐井郡 20 5月 1958 僻地医療に携わる医者は「何かある」医者ばかりだった(昭和33年5月20日) 昭和33年5月20日の岩手日報で報じられたニュース。 東磐井郡室根村の折壁診療所の55歳になる所長が、地位を利用して院内の麻薬を自分に打ち、業務上横領・麻薬取締法違反の疑いで一関区検察庁に書類送検されたという。 昭和30年~32年の間に、注射63本、粉末麻薬65グラムを無断で使用し、それがカルテに残… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 18 4月 1958 信用金庫の職員が一家3人殺して逃亡(昭和33年4月18日) 昭和33年4月18日に日が変わった丑三つ時。 盛岡市の寺町である新馬町の長屋から、住人の主婦の悲鳴が上がった。 「誰か来てーーーッ!」 何事かと思って眠りを破られた長屋の住人が集まってくる。 「どうしました?」 「何でもないんです」 ああ、そういえばここには19歳の養子がいたんだった。 喧嘩でもした… 続きを読む
c久慈・九戸郡 5 3月 1958 久慈のDQN失業者が祖母の首締め強盗(S33.3.5デーリー東北) 尻内駅で捕まったらしい。 ちなみに、昭和33年11月の時刻表によれば、尻内発の上り列車は14:13の上野行き114列車。 … 続きを読む
h水沢・江刺・胆沢郡 29 1月 1958 水沢で高利貸し夫婦が賭博仲間に殺される(S33.1.29) 昭和33年1月29日、岩手県水沢市田小路で、64歳の家畜商の男性と42歳の同居女性が自宅で惨殺される事件が発生した。現場は水沢警察署から約3キロ離れた木造平屋の住宅で、二人は深夜、寝込みを襲われ、薪のような鈍器で頭部を繰り返し殴られて即死した。室内には物色の形跡が見られたものの、大金や預金通帳はその… 続きを読む
c久慈・九戸郡 17 10月 1957 八戸の漁船3隻が岩手県警の警備船に捕まる(昭和32年10月17日) 昭和32年10月18日のデーリー東北より。 海上パトロールしていた岩手県警の警備船「さんりく」は、九戸海域に出没していた密漁船を逮捕して、久慈の玉の脇港に引き上げた。 これらの密漁船は、久慈市宇部町三崎トドが岩 3マイル海上の野田湾海域で、禁止漁業の底引き網を使用して、ナメタガレイなどを密漁していた… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 8 9月 1957 石鳥谷で酔っ払いDQNが気の強いBBAを襲おうとして失敗(S32.9.8) 昭和32年9月8日、岩手県稗貫郡石鳥谷町新堀の諏訪神社で祭りが行われ、当時25歳の被告人は友人らと参加し、振る舞い酒を飲んでいました。その後、18歳の友人とともに約4キロ離れた大迫町亀ヶ森羽黒堂で行われていた踊りを見に行く途中、午後9時ごろ、石鳥谷町新堀の堀割坂道路付近で、当時44歳の女性とすれ違い… 続きを読む
i一関・西磐井郡 29 5月 1957 一関で肺病青年が療養所を放火(S32.5.29岩手日報) 一関の結核療養所で肺病の青年が放火したと。 ちなみにこの青年の出身地・一関市祭畤(まつるべ)は岩手県内で最も雨の降る地点。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 22 4月 1957 釜石では北洋サケマス独航船が出港したり製鉄所の朝鮮人が喧嘩で人殺したり(S32.4.22岩手日報) 釜石港では北洋サケマス独航船が盛大な見送りと共に出港した。 そうかと思えば釜石製鉄所の朝鮮人が喧嘩で人を死なせるなど。 釜石とはそんな場所だった。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 21 4月 1957 平泉でニセ医者騒ぎ 昭和32年4月21日の読売新聞で第一報が報じられている。 令和の今となっては世界遺産にまで認定された中尊寺金色堂のある平泉町の北上川を挟んだ向こうに西磐井郡長島村があり、この記事の2年前の昭和30年4月15日に、平泉町と合併することとなった。 昭和32年4月23日読売新聞岩手版より。借買いした白衣を… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 19 4月 1957 花巻のDQNが土沢で強盗殺人(昭和32年4月19日) 昭和32年4月19日の明け方のこと。 花巻警察署東和派出所に「農協の土沢支所に賊が入って宿直員を殺して逃げた」という通報が入った。 農協に駆けつけてみると、宿直員が頭を割られて瀕死の重傷だ。 直ちに県立東和病院に運ばれた。 状況としては。4月19日に日が変わった午前3時ごろ、階下の事務室で不審な物音… 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 18 4月 1957 遠野署が釜石線の列車でヤミ米46俵押収(昭和32年4月18日) 昭和32年4月19日の岩手日報より。 遠野警察署は3年ぶりに釜石線でのヤミ米の取り締まりに乗り出したという。 遠野駅を14:08に発車する釜石行きの415列車を急襲、釜石へ運ぼうとしていたヤミ米134包、2760kgを押収し、釜石市内の男1名、女4名を食糧管理法違反で逮捕した。 列車の網棚や椅子の下… 続きを読む
f花巻・稗貫郡 15 2月 1957 東和町で巡回映画のタダ見を断られて放火(昭和32年2月15日) 昭和32年2月17日の河北新報岩手版より。 東和町の仲町公会堂で映画会が開催されたが、それをただで見ようとした大工の男がいた。 映画会が開催されたが、それをただで見ようとした大工の男がいた。 もちろん断られたが、それに逆ギレしたその男は、屋根に放火したのである。 発火と同時に付近の人々が発見し、屋根… 続きを読む
i一関・西磐井郡 30 1月 1957 一関で馬車曳きがバスの邪魔して暴力(S32.1.30河北新報岩手版) 馬車引きという職業が別の職業になれば、まあ令和でもありそうな事件。 馬車引きという職業の民度が知れようというもの。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 30 1月 1957 釜石鉱山の不穏な新聞広告 昭和32年1月30日の読売新聞岩手版では何やら不穏な広告が掲載されている。 釜石鉱業所の社員や関係者を自称して、鉱山の買収やら探鉱調査やらの話をしていた男がいたらしい。 それで、その実名を挙げて「ご注意ください」と広告を打っている。 … 続きを読む
e釜石・遠野・上閉伊郡 29 1月 1957 釜石で人骨12体!?(昭和32年1月29日) 昭和32年1月30日の読売新聞岩手版より。 1月29日、釜石市平田で開田工事をしていると、地下2~3尺(60~90cm)の所から人骨が12体出てきたのだという。 おそらくは、昭和8年3月3日の三陸大津波の犠牲者ではないかと推定された。 … 続きを読む
i一関・西磐井郡 28 1月 1957 一関で荷馬車引きが県南バスの運転手を殴る 昭和32年1月30日の読売新聞岩手版より。 1月28日の夕方5時ごろ、一関市山目変電所前の県道上で、荷馬車業の男3人が酔っぱらって道に広がって歩いていた。 そこへ後ろから県南バスがやってきた。 「おい!そごの酔っ払い!通れねえべ!どげ!」 「何このーーー!?」 後はもう石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」の世… 続きを読む
a盛岡・岩手郡・紫波郡 16 1月 1957 部活勧誘を拒否した1年生に暴力沙汰(昭和32年1月16日) 昭和32年1月16日の岩手日報より。 盛岡一高で、ラグビー部やスケート部への勧誘を拒否した1年生に暴力を振るうという事件が発生し、警察沙汰となった。… 続きを読む