備考※4a

じぇじぇじぇ!久慈でアルハラ報復殺人!?(昭和46年3月31日) c久慈・九戸郡

じぇじぇじぇ!久慈でアルハラ報復殺人!?(昭和46年3月31日)

昭和46年3月31日、水曜日の午後。 久慈警察署に中年女性から捜索願が出された。 「旦那が昨日から家に帰ってこない。旦那は52歳で県職員。いつもなら酒を飲んでも10時には帰って来るのに。今朝、職場に電話したら出勤していないという。親戚にも電話したが来ていないという」 その「旦那」は、昨3月30日火曜…
大槌町の帳場婦人強盗殺害事件(昭和43年4月1日) e釜石・遠野・上閉伊郡

大槌町の帳場婦人強盗殺害事件(昭和43年4月1日)

末広町の商店街で 大槌町の末広町は、大槌町の中心街にある商店街である。 当たり前ながら国道45号線大槌バイパスはなく、大槌大橋すらなかったので、当時の大槌町内の国道45号線のルートは、釜石市室浜から大槌町白石を経て、須賀町の踏切を渡って、末広町を抜けて安渡橋へ行くというルートとなる。 その末広町の商…
釜石市営ビル独居老人殺人事件(昭和43年1月30日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石市営ビル独居老人殺人事件(昭和43年1月30日)

閉店時刻でもないのに 釜石製鉄所は合理化され、愛知県の東海製鉄所に集団で転勤するなど、人口は8万人を切っていたが、相変わらず溶鉱炉の火は赤々と燃え、中心街はガラの悪い賑わいを見せていた時期の釜石市での事件である。 昭和43年1月30日の夜8時半頃。 釜石港に近い浜町の市営ビル1階でタバコや種苗を売っ…
北上で聾啞の男が老婆を絞殺(昭和42年5月4日) g北上・和賀郡

北上で聾啞の男が老婆を絞殺(昭和42年5月4日)

昭和42年5月4日の早朝、北上市内の山林で老婆の絞殺死体が発見された。 老婆は前日3日の朝、山菜取りに出かけたが、夜になっても帰宅しなかったので家人が自家所有の山林を探し回っていたら、杉林の中で死体となっていたのである。 北上署は、近隣の不良を中心に怨恨と痴情の線で捜査を展開することとした。 また、…
朝鮮人、殺人未遂(見出し原文ママ)(昭和40年12月4日) e釜石・遠野・上閉伊郡

朝鮮人、殺人未遂(見出し原文ママ)(昭和40年12月4日)

昭和40年12月4日の岩手東海新聞より。 この日、釜石市大渡町1丁目にある朝鮮会館内で、朝鮮人同士が丸棒で暴行して瀕死の重傷を負わせた殺したものと思って釜石警察署に自首すると言う事件があった。 幸いでも被害者は一命は取りとめたようであった。 原因は、11月17日に新潟港から北鮮(原文ママ)新帰国する…
盛岡・東宝第一映画劇場の殺人事件(昭和40年10月14日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡・東宝第一映画劇場の殺人事件(昭和40年10月14日)

木曜日の夜 昭和40年10月14日、木曜日の夜のこと。 盛岡最大の歓楽街となった映画館通りの、まさに映画館である東宝第一劇場では「国際秘密警察 鍵の鍵」と「けものみち」を二本立てで上映していた。 このうち夜の部の会場は17時50分。 南側の便所で、22~23歳の若い男が血まみれになって倒れていた。 …
釜石市役所女子職員殺害事件(昭和36年4月23日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石市役所女子職員殺害事件(昭和36年4月23日)

当時の釜石について 昭和12年、盛岡市に次いで2番目に市制した釜石市は、昭和35年の国勢調査では人口87,511人。 人口も盛岡に次いで2番目で、釜石の絶頂期といってもいい時代であった。 釜石は港町でもあり製鉄所の町であり、常に流れ者が多く県内でも治安の良い場所とは言えなかった。 ことに大町や只越と…
岩手で初めてのタクシー強盗(昭和34年9月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手で初めてのタクシー強盗(昭和34年9月16日)

昭和34年の9月16日に日が変わった午前1時頃のこと。 大通2丁目にある盛岡タクシーの無線司令室の交信台に、うめき声が入ってくる。 一体なにごと…? 「全車、異常の有無を報告せよ、どうぞ」 「6号車、異常ありません、どうぞ」 「3号車異常なしー、どうぞ」 そうやって返ってきた答えのうち、4号車だけが…
僻地医療に携わる医者は「何かある」医者ばかりだった(昭和33年5月20日) j東磐井郡

僻地医療に携わる医者は「何かある」医者ばかりだった(昭和33年5月20日)

昭和33年5月20日の岩手日報で報じられたニュース。 東磐井郡室根村の折壁診療所の55歳になる所長が、地位を利用して院内の麻薬を自分に打ち、業務上横領・麻薬取締法違反の疑いで一関区検察庁に書類送検されたという。 昭和30年~32年の間に、注射63本、粉末麻薬65グラムを無断で使用し、それがカルテに残…
信用金庫の職員が一家3人殺して逃亡(昭和33年4月18日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

信用金庫の職員が一家3人殺して逃亡(昭和33年4月18日)

昭和33年4月18日に日が変わった丑三つ時。 盛岡市の寺町である新馬町の長屋から、住人の主婦の悲鳴が上がった。 「誰か来てーーーッ!」 何事かと思って眠りを破られた長屋の住人が集まってくる。 「どうしました?」 「何でもないんです」 ああ、そういえばここには19歳の養子がいたんだった。 喧嘩でもした…
花巻のDQNが土沢で強盗殺人(昭和32年4月19日) f花巻・稗貫郡

花巻のDQNが土沢で強盗殺人(昭和32年4月19日)

昭和32年4月19日の明け方のこと。 花巻警察署東和派出所に「農協の土沢支所に賊が入って宿直員を殺して逃げた」という通報が入った。 農協に駆けつけてみると、宿直員が頭を割られて瀕死の重傷だ。 直ちに県立東和病院に運ばれた。 状況としては。4月19日に日が変わった午前3時ごろ、階下の事務室で不審な物音…
教室が寒すぎてクラスの半数が風邪に h水沢・江刺・胆沢郡

教室が寒すぎてクラスの半数が風邪に

昭和31年2月10日の岩手日報では、あまりの老朽校舎に教室を公民館に移転したものの、隙間風が寒すぎてクラスの半分が風邪をひく事態になったことを報じている。 このニュースは、現在は奥州市となっている胆沢郡前沢町の生母小学校母体分校。 築50年以上になるというので、1900年頃つまり明治30年代に建築さ…
盛岡の商家女中による殺人放火事件(昭和31年2月7日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡の商家女中による殺人放火事件(昭和31年2月7日)

昭和31年2月の7日に日が変わった2時頃のこと。 擬宝珠で有名な下ノ橋のすぐ近くの鷹匠小路にある広壮な商家が火事になっている! あまりに火の回りが早く、とても消すことはできなかった。 それでも隣の自転車店に類焼しただけで、大火には至らなかった。 その商家からは、女将と高校生の次男が遺体で発見された。…
一ノ関駅に停車中の列車の中から嬰児の死体(昭和31年1月22日) i一関・西磐井郡

一ノ関駅に停車中の列車の中から嬰児の死体(昭和31年1月22日)

昭和31年1月25日のデーリー東北より。 1月22日、23時55分ごろ、東北本線の一ノ関駅に停車中の上り146列車の車掌室の椅子の下から、男の赤ちゃんの死体が発見されたのである。 恐ろしい話ではあるが、なぜ一関の話が八戸のデーリー東北で報じられたのか? それは、生の証言より、古間木〜三戸の間で持ち込…
山田線の捨て子(昭和30年11月17日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

山田線の捨て子(昭和30年11月17日)

昭和30年11月17日。 宮古発盛岡行きの411列車が区界駅に到着しようとした時のこと。 車掌が検札していると、小さい女の子が泣いている。 どうやら迷子になったらしい。 親の名前を聞いても、それどころか自分の名前すら言えないらしい。 これはいったいどうしたものか・・・ 盛岡に到着し、とりあえず中央児…
一関一高で落第制度復活 i一関・西磐井郡

一関一高で落第制度復活

昭和30年3月23日の岩手日日新聞より。 一面で「終戦初の落第制度実施 一高で落第生九人」という見出しで記事が出ている。 一関市の本社がある岩手日日で言う「一高」とは、盛岡一高ではなく一関一高のこと。 岩手県内では盛岡中学に次ぐ2番目の歴史を持ち、第一次安倍政権で「アベノミクス」を支えたという菅原郁…
一ノ関駅の公衆便所に赤ちゃんの死体が投げ入れられる(昭和29年3月24日) i一関・西磐井郡

一ノ関駅の公衆便所に赤ちゃんの死体が投げ入れられる(昭和29年3月24日)

昭和29年3月25日の岩手日日より。 3月24日の朝6時20分ごろ、一関駅構内の公衆便所の汲み取り作業していると、西側4つ目の便壺に、生後間もない男児の死体が手ぬぐいに包まれて投げ捨てられてあるのを発見し、一関市警察署に届け出たものである。 検死の結果、死後2日から3日経過しており、窒息死したものと…
放火で逮捕された29歳の男「好きな女性(51歳)が冷たくて…」(昭和28年8月28日) h水沢・江刺・胆沢郡

放火で逮捕された29歳の男「好きな女性(51歳)が冷たくて…」(昭和28年8月28日)

昭和28年8月18日・28日の胆江日日新聞より。 東磐井郡生母村で16日に大火があった。 被害としては以下の通りとなる。 全焼 9戸 半焼 2戸 非住家全焼 33棟 罹災者 78名 損害額 24,166,800円 これを捜査していた国警前沢地区警察署では、25日に東磐井郡田河津村の29歳の男を逮捕し…
「岩手のアプレゲール事件」釜石の心中偽装事件(昭和27年9月4日) e釜石・遠野・上閉伊郡

「岩手のアプレゲール事件」釜石の心中偽装事件(昭和27年9月4日)

「アプレゲール」とは、戦後の退廃的な若者を指して言った「最近の若い者は・・・」という文脈で使われる言葉だ。 Wikipedia日本語版のこの項目で「アプレゲール犯罪」として挙げられているのは以下の事件となる。 光クラブ事件(1949年11月24日) 鉱工品貿易公団横領事件(1950年4月19日) -…
気仙郡大船渡町で大火 k大船渡・陸前高田・気仙郡

気仙郡大船渡町で大火

昭和27年2月14日の河北新報では「大船渡で47棟焼く」という見出しで、気仙郡大船渡町の大火について報じている。 日付が変わった0時過ぎに出火し、2時ごろ鎮火したのだという。 ちなみにこの時点ではまだ大船渡市は発足前で「気仙郡大船渡町」となっている。 この年の4月1日、大船渡町は盛町・赤崎村・猪川村…
岩手病院から精神分裂症患者が飛び降り自殺(昭和26年4月27日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

岩手病院から精神分裂症患者が飛び降り自殺(昭和26年4月27日)

昭和26年4月27日の「夕刊いわて」より。 盛岡市の岩手医大病院の6階から飛び降り自殺があった。 それは水沢から精神分裂症で入院中の東北配電に勤務する男性で、付き添いの妻や甥が便所に行っている間のことであったという。 4人の子宝に恵まれ幸せに暮らしていたところ、不眠を訴えるようになり「舌を噛めば眠れ…
あの事件はどうなった?(昭和25年10月12日) j東磐井郡

あの事件はどうなった?(昭和25年10月12日)

このブログを始めて1週間が経過し、どのように更新するのか、どのように検索に引っかかるのかということもおぼろげながら分かってきた。 色々な事情からセンシティブと思われる記事については、記事ごとにnoindex, nofollowすればいいということもわかった。 しかし、それだけでは検索に引っかかる可能…
角田屋事件(盛岡の中学生誘拐事件)(昭和21年8月24日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

角田屋事件(盛岡の中学生誘拐事件)(昭和21年8月24日)

終戦から丸1年過ぎた昭和21年8月24日のこと。 盛岡市内では比較的大規模な商店である大通の角田屋で、盛岡中学(現:盛岡一高)1年生の息子がなぜか帰ってこない。 どういうことかと思ったら、翌25日に知らない誰かから角田屋に手紙が届いた。 御子息は鄭重にお預りした。御安心あれ。この事件をさわいで友人知…
釜石の印刷所で不穏なトラブル(昭和13年3月3日) e釜石・遠野・上閉伊郡

釜石の印刷所で不穏なトラブル(昭和13年3月3日)

昭和13年3月3日の岩手日報の広告欄より。 釜石市内の印刷所で何やら不穏な裁判沙汰があったらしい。 釜石で営業していた東海印刷所は、遠野区裁判所を通じ岩手日報社に仮処分の申請をされたらしい。 しかしそれは「巧妙陋劣なる申請」であり「岩手日報社の干渉を受ける理由はない」として突っぱねている。 そしてそ…
本日不在事件(昭和12年5月16日) a盛岡・岩手郡・紫波郡

本日不在事件(昭和12年5月16日)

「ガールズちゃんねる」に、心霊スポット関係のスレッドがある。 そこに、盛岡出身と思しき方の書き込みがあった。 北夕顔瀬町の殺人事件があった場所が、小学生の肝試しスポットとなっているのだという。 まあ元気があって何よりですこと・・・ という気もしないではないが、殺人事件があると、このように心霊スポット…
盛岡農学校の寄宿舎で火災 原因は生徒のタバコ a盛岡・岩手郡・紫波郡

盛岡農学校の寄宿舎で火災 原因は生徒のタバコ

5月15日朝8:05頃の朝礼中、紫波郡見前村の盛岡農学校の寄宿舎で火を噴いているのを教頭が発見した。 直ちに教員・生徒総動員で消火に努め、9時ごろ鎮火した。 寄宿舎の隣には15,000円相当の蚕種があったが、それは無事であったという。 原因は寄宿舎にが行っている二戸郡出身の生徒の煙草の不始末で、朝に…
岩谷堂で人気の狂人「八つぁん」死す h水沢・江刺・胆沢郡

岩谷堂で人気の狂人「八つぁん」死す

江刺郡岩谷堂町(現:奥州市江刺区岩谷堂)で「八つぁん」と呼ばれ親しまれていた47歳の男は、3~4日前から行方が分からなかったが、15日になって町内の馬蹄工場跡で心臓マヒを起こして死んでいるのが発見された。 八つぁんは、若いころは腕利きの左官であったというが、20代半ばで発狂し、腹が減ればどこからでも…
あまりの凶作に犬猫まで殺して食べることに e釜石・遠野・上閉伊郡

あまりの凶作に犬猫まで殺して食べることに

昭和9年は天候不順により凶作の年となった。 どこかの村では、楢の実を食べて露命をつないでいたが、ついにそれも食べ尽くし、犬や猫まで殺して食べることにしたのだという。 この情報を聞いた県では、救済策を講じることになった。 ちなみに、小学校の児童は給食で命をつないでいるという。  …
花巻駅付近の人身事故は二高生の心中(昭和7年7月1日) f花巻・稗貫郡

花巻駅付近の人身事故は二高生の心中(昭和7年7月1日)

昭和7年7月3日の読売新聞より。 7月1日の夜、東北本線の花巻付近で男女が轢死する人身事故があった。 どうやら遺留品を見てみると、二高(旧制。現在の東北大学教養部)の生徒とその恋人らしい。 仙台からも二高の生徒主事がやってきて確認に来たところ「間違いない」ということになった。 ところが、その二高生の…