サンマの季節の貨物列車
1927年10月8日
2021年10月24日
微妙に岩手のニュースではないニュース。
昭和2年10月8日の読売新聞より。
茨城県大洗のさんま偵察船「茨城丸」は、岩手県の宮古沖にサンマの大群を発見し、それを無線で大洗の漁民に伝えた結果、大洗の漁民は近年に無い大漁を記録することに。
そうなると、大消費地である東京に運ぶ計画を立てなければならないということになる。
東京鉄道局水戸運輸事務所では、管内各駅のありったけの冷蔵車や通風車を水戸駅に集中させ、水戸駅から東京の貨物駅・隅田川駅までの急行貨物列車を仕立てて「帝都にサンマの洪水」をもたらす計画を立てたのであるという。