学制改革は各校とも単独昇格希望(昭和22年12月1日)

昭和22年12月1日の新岩手日報より。

この時期、各中等学校は「学制改革」を控えており、学校再編が必至だった。

県側は、統合して昇格しようとしているのに対し、各学校側はそれに反対をしていた。

  • 盛岡地区
    • 盛岡中学は、杜陵中学を同行の夜間部として併設しようとしているが反対している。
    • 杜陵中學側も、この闇に反対して獨立でしょうか服を希望している。
    • 盛岡商業も、杜陵中學の暑中を分離して現在のもの小學校望んでいる。
    • 盛岡女子商業は盛岡商業に合併させようとする県の案に対し、現在のまま昇格を望んでいるが、盛岡市側では県の案で賛成している。
  • 釜石地区
    • 各校ともに県の案では現在のまま昇格させようとしているので各校とも異論は無い。
  • 宮古地区
    • 宮古中学、宮古高等女学校が統合の上昇格という県の案に反対し、両校ともに単独昇格を希望し、教員組合も学校の意見に賛成している。
  • 江刺地区
    • 岩谷堂農学校と岩谷堂女学校は統合して男女共学の上昇格させると言う県の案に反対し、単独昇格を試みての教員組合も同じ意見。
  • 遠野地区
    • 遠野中学と遠野高等女学校が、県の案の単独昇格に賛成しているが、地方事務所では男女共学の上女学校を農業高校へと希望している。

 


showa
  • showa

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です