知的障害のある浮浪者が精神病院に入っただけでニュースになった時代(昭和26年6月16日)

昭和26年6月16日の「夕刊いわて」より。

見出しには「海デ象をヲトッテイタヨ 脳足りんの坊や青年精神病院入り」と書いてある。

どういうことかというと、この年の初めに浮浪者とおぼしき青年が盛岡駅前の派出所でお世話になっていた。

凍傷しているので、岩手医大に収容して手当をしていたが、名前を聞いてもまるで要領を得ない。

どこからの来たのか聞いても「あっちから来た」というばかり。

この26歳の青年(どこで年齢を知ったかこの記事からは不明)の精神年齢3歳程度であるという。

凍傷の程度も良くなったので、上田の精神病院に収容することにしたのだという。

 

今では到底ニュースにできない内容ではあるが、これも時代相だったのだろう。

 

 

 

 


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