水沢で混血児対策?(昭和28年8月29日)

昭和28年8月29日の胆江日日新聞より。

「混血児問題対策」という記事がある。

いわく、

  • 混血児は往々にして一般自動と差別される恐れがあるが、児童憲章の精神を元にすべての児童と等しく社会の一員として立派に成人するように育てられる。
  • 混血児はすべての児童と等しく取り扱われるが個々の場合には種々の点で問題になるケースもあるので混血児およびその家庭については特に児童福祉司・社会福祉主事・児童委員等により実情の把握と指導が必要であり、児童福祉法に基づく措置により施設などへの入所が必要な場合、あるいは混血児家庭の援護を要する場合は速やかに必要な措置を講じ、その福祉に欠けないよう留意すること。
  • 一般人の混血児に対する偏見はある位程度存在すると思われるから、洗行く機会を利用して一般人のかかる偏見を除去するよう啓もうすること。
  • 混血児が当面している諸問題には父親の国と関連することが多いがこの解決策として政府は海外と密接な関連を持つ問題解決のための活動を促進し支援すること。また国内の混血児で養子縁組父親による認知これらに付随して起こる海外渡航等を希望する者がある場合は縣または町村の社会福祉協議会は必要な調査を行い全国社会福祉協ふぃかい連合会に通知しこれ等の問題を個別的な解決をしていく方針である。

 

どうも、水沢周辺で特段このような問題が多かったという印象の記事ではなく、上記のようなお触れが出たので一応水沢でも流しておこう、というニュアンスを感じる。

 

 


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