昭和30年12月27日の岩手日報より。 本来であれば、昭和29年7月に岩手県内でも献血が始まっているはずだった。 いわて昭和史データベースいわて献血ことはじめhttp://showa.nazo.cc/iwate/1954/03/18/いわて献血ことはじめ/昭和29年3月18日の岩手日報より。7月から、日赤盛岡病院では「血液銀行」を開始するという。 「血液銀行」の電気冷蔵庫。日本で初めての「血液銀行」は、昭和27年4月の日赤東京中央病院に解説したのが初めてであるという。それ以降、試験的に献血奉仕を行っていたが、事故や災害時に大きな効果を発揮していたので、全国20か所に新設することにしたのだという。このうち、東北では仙台・秋田・盛岡に設置することとなった。この設置費は、日赤本社の補助金50万円、「お年玉はがき」の募金30万円が充てられるという。 施設は電気冷... それが、資金難で延び延びになっていたのだ。 準備にかかったこと自体が昭和29年秋であるという状況であった。 それが、資金がどうにかなって昭和31年1月から開始することができるというのである。 Tweet