岩手で最も非行少年が多いのは釜石(昭和34年6月12日)

昭和34年6月12日の岩手東海新聞より。

釜石市を管轄する児童相談所は宮古児童相談所であったが、釜石の触法少年の状況は看過できないと、4月から月1回、釜石にも「児童相談室」が開設されていた。

その児童相談室に相談に来る様子は、記事そのものの表現を借りると「この部屋を訪れる親たちの表情は暗く、触法少年や精薄児童の痛ましい姿が十一日にも市役所の片隅に見られた。」という。

児童福祉司によれば「釜石の非行少年は県下で最高。注目されるのは窃盗犯が低学年に移っていること。そして放火少年の習癖化。釜石では特に重点を置いているが、悪の芽は小さいうちに叱らないでやさしく矯正していきたいもの」とコメントしていた。

 

 


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