昭和43年4月2日の岩手東海新聞より。

郵政省では7月1日から「郵便番号制」を実施するに際し、釜石郵便局ではその説明会を始めた。

郵便番号というものは、郵便物の区分処理を機械化するために始めるもので、欧米ではすでに始めているという。

この制度の制定に至った経緯や、郵便番号制を分かりやすく解説した映画を上映するなどして周知徹底する考えであるという。

郵便番号というものは、普通郵便局に3桁の番号を、集配局には5桁の番号を与え、ハガキや封書の左上の枠にこの番号を記入するものである。

例えば岩手県の場合、上2桁は「02」で、釜石局は3桁目が「6」となり「026」となる。

利用者からしてみれば、これまでの電話番号の他に郵便番号まで書かないといけないので面倒ではあるが、区分け作業は電子装置で読み取るので、人手の7倍のスピードとなるので、配達日数も短縮できると期待しているという。

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