内丸座で「最後の中隊」「朗らかに泣け」公開(S6.9.11岩手日報)

昭和6年9月11日の岩手日報の広告欄より。

この日の盛岡・内丸座では、洋画と邦画の抱き合わせ上映が行われていた。

洋画はコンラート・ファイト主演のドイツ映画『最後の中隊』。広告文句には「深刻悲壮の犠牲愛血史」とあり、第一次世界大戦下の戦場で繰り広げられる重厚で悲壮な愛と犠牲の物語であることを強調している。

邦画は高田稔・田中絹代主演の松竹映画『朗らかに泣け』。こちらは若き俊英たちが演じる笑いと涙の人情劇として紹介されている。

当時はこうして洋画と邦画を組み合わせ、幅広い観客を呼び込む上映スタイルが一般的であった。

 

 

 

 

 


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