大正天皇の崩御により、その翌日である昭和元年12月26日から5日間の歌舞音曲の禁止が警察から発令された。

いわて昭和史データベース

大正天皇が崩御し、昭和に改元したとき盛岡市内では（昭和元年12月26日）

http://showa.nazo.cc/iwate/1926/12/26/大正天皇崩御、昭和に改元（昭和元年12月26日）/

大正天皇崩御まで病弱であった大正天皇は、大正15年8月には葉山御用邸で療養することになる。そして11月にはその病状が毎日報道されるようになり、全国では快癒祈願が行われるようになる。岩手県内でも例の一部を挙げるだけでも以下の通りとなる。・吹雪の中、飯岡尋常高等小学校生徒が村社で大正天皇の平癒祈願（大正15年12月11日）・聖上の御脳安かれと盛岡市内各銀行の代表者が八幡宮で祈願（大正15年12月13日）・聖上の平癒を祈願し多賀金毘羅神社で祈願（大正15年12月20日）しかし薬石効なく大正15年12月25日1時25分、崩御するこ...

その歌舞音曲の禁止が開けて早々、12月31日から盛岡の内丸座では正月映画の大公開ということになった。

「蜘蛛」は大正15年10月1日に松竹で公開した時代物で、主演は阪東妻三郎。
この年のキネマ旬報ベストテンで第10位にも入った。

「腕鳴り肉躍る」（原題：Teeth）は大正13年公開のアメリカ映画。

「母よ恋し」（原題：Rich Men’s Wives）もまたアメリカ映画で、こちらは大正11年公開。

「讐討乙女椿」は、大正15年4月22日松竹にて公開の時代劇映画。

この時期は洋画も邦画も一緒くたで流していたようである。

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