釜石沖にクラゲの大群

昭和9年2月11日のよみうり少年新聞より。

「岩手県釜石沖では~」という書き出しで始まっているこの記事は、この近辺で漁が思わしくないことを解説している。

岩手県水産試験所で調査したところ、これは数十年来見なかったクラゲの大漁浮遊であることが判明したという。

記事にいわく「まるで無数のパラシュートが潮流の間に流されて行く奇観を呈しています。」

低年齢向けの記事だけに、クラゲが大量発生することでどのような機序で漁業に影響するかということについては触れられていないが、最後は「一體どうしてこんなクラゲの大群が釜石の沖に押し寄せたのでせうね?」と結んでいる。

 

 

 


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