二戸郡で犬が次々と謎の病気で死ぬ(昭和9年9月1日)

昭和9年9月1日の岩手日報より。

福岡町を中心に、二戸郡の各村一帯で犬の病気が流行して、5〜6日の短期間で倒れて死ぬと言う恐ろしい状態となっていた。

獣医に聞いても、どのような病気であるかわからないと言う。ただ、人間で言えば腸チフスのようなもので、いちどこれにかかってしまうと、ハクタレルで死んでしまうという。

北福岡駅前付近の犬はほとんどこれにかかって死んでしまい、残るのは2〜3頭であり、これにしても今日明日の命ではないかと言われていた。

このままでは、県北には1匹の犬も生残らないのではないかと大騒ぎになっていた。

 


showa
  • showa

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です