盛岡農学校の寄宿舎で火災 原因は生徒のタバコ
1937年5月16日
2021年10月11日
5月15日朝8:05頃の朝礼中、紫波郡見前村の盛岡農学校の寄宿舎で火を噴いているのを教頭が発見した。
直ちに教員・生徒総動員で消火に努め、9時ごろ鎮火した。
寄宿舎の隣には15,000円相当の蚕種があったが、それは無事であったという。
原因は寄宿舎にが行っている二戸郡出身の生徒の煙草の不始末で、朝に一服していたところを始業のベルが鳴ったので慌ててそのままにして出ていったのだという。
(ちなみに新聞には実際の村名が挙げられており、名前は仮名とはいえほぼ特定できる状態になっている)
この頃の盛岡農学校では、寮で喫煙するものが多く問題になっていたのだという。